様々な考え価値観が有ると思いますが今後ともイトウ釣り自粛にご協力ください

 

 

本題です

先週の土曜日

北海道イトウ保護フォーラム2021in 朱鞠内が11月6日に開催されました

 

コロナ過と言う事もあり、一般公開されなかったのが残念ですが

多数の関係者の皆さん(行政・イトウ保護関係者など)が参加されました。

 

シンポジュウム1部は氾濫原(河川・河畔の自由な水の往来)を題材に

北海道大学 宇野氏による「氾濫原の仕組みを紐解く」と題して

氾濫原の重要性を朱鞠内流入河川の例をもとにした講演

 

 

北海道大学 森田氏による「朱鞠内のイトウを1年観察して」と題して

イトウの生活史と氾濫原の利用についての講演

 

第2部は

各地での取り組み「地域と川との関わり」を題材に

斜里町役場森氏による

「斜里町で行っているサケ・カラフトマスの自然産卵環境の保全と再生」と

題して町内での取り組みや調査結果、

魚道の改良・管理、簡易魚道の設置等の取り組みを講演

 

朱鞠内漁協さんから依頼が有り猿払イトウの会も講演させて頂き

「猿払村内の魚類遡上環境改善事例・猿払イトウの会の取り組み」と

「猿払での魚類大量死について」を講演しました

 

翌日は各地のイトウ保護団体で構成される

「イトウ保護連絡協議会」の総会

各地の活動報告や今後の課題を話し合いました

 

やはり今年の魚類斃死事例は宗谷のイトウ生息河川だけに留まらず…

朱鞠内でも確認されているようです…また孵化場の稚魚にも大きな影響が有ったとの事

(河川水で飼育しているため河川水が高水温になり稚魚が多数死んだと…)

 

猿払イトウの会で把握している、現在までの斃死の情報を纏めると

猿払水系 猿骨水系 知来別水系 天塩水系(天塩本流・サロベツを含む) 声問川水系

朱鞠内湖 となります。

(おそらくもっと多くの河川で発生していた可能性が高いと思います)

 

また現在も各河川、夏場の少雨の影響で未だ水位がやや低い支流が有るようです。