秋晴れが続く猿払
河川の渇水は解消されていません
先日少し増水した猿払川中流でもこの状況
カラフトマスの産卵床が干上がっていました…
今年は各魚種にとって過酷な状況の様です…
道東では海で赤潮が発生しウニやサケの大量死も確認されています
色々と環境由来の変化が心配されます…
渇水が続いているので継続して生存状況の確認調査を実施しています。
渇水は継続していますが最低気温の低下と共に河川の水温は下がり
11℃~12℃と秋の水温になって来ました
先週は各河川で複数の衰弱個体を確認しました、
今週は水温低下とともに回復しつつ有るようですが…
下の個体の様にまだその傷がいえない個体が存在します
例年目に着くのが橋周辺のゴミです、特に人里離れた河川に多くみられ…
不法投棄や釣り人由来のゴミが目立ちます
釣り餌の箱、容器、ルアーパッケージ、真新しい釣り竿のパッケージと共に捨てられた
食料品等のゴミ…
その他にも除雪機・冷蔵庫・おむつ・ウェーダー・竿立て・折れた釣り竿・刺し網・タイヤ
パソコン・バーベキューコンロ・テレビ・大量のゴム手袋・肥料袋(山菜を入れるための様です)
猿払では有りませんが軽トラックが川の中に放置されていた河川も有りました…
(事故車両?)
先日猿払村鬼志別市街地のど真ん中で熊が出没
今、問題となっているアーバンベアーではないと思いますが(経過観察が必要です)
市街地付近の鬼志別川ではサケやカラフトマスの産卵個体、産卵後の死骸があり
それを狙って近づき、ちょっと道を誤ったのでは?と解釈していますが…
市街地付近で産卵するサケ
例年見慣れた光景ですのでこれを目当てにこっそり市街地に近づく事は当たり前の様な気がします…
熊が家庭菜園を狙ったり等それほど心配はしていないのですが…
各河川渇水が続き例年より下流域でサケマスが産卵する傾向が強く
牧草地周辺河川でも熊の痕跡が多く人との軋轢が心配です
水位が上がればこの様な移動障壁を越えモぅ少し人里離れた区間で
産卵できるのですが…
上記にも有る様に
水温低下と共に魚のコンディションは良くなっていますが衰弱事がまだ少なからず
存在します…回復した個体も今年冬の越冬や来春の産卵の事を考えるとまだ
不安要素が大きいと考えています。
明日の雨、台風通過に伴う雨に期待していますが、魚の回復はそう簡単にいかないと
感じています、雨量等不確定要素も強く…
来週は10月と、例年で有れば秋のイトウ釣りシーズン開幕と言う時期ですが…
目視で確認しながら衰弱個体を避けて釣りをする事が事実上、困難だと思いますので
イトウ釣り自粛を今しばらくお願いしたいと思っていますのでご協力お願い致します。