しばらく好天が続く猿払
河川は再び渇水へ…
先週末も秋晴れでした
引き続き河川環境やイトウ生息状況の調査
下流部の河川環境改変が著しいこの河川…
全川通して鉄路や入植・炭鉱、水道の取水堰等の影響があり
村内でも一番生息数が少ないと思われます
一見自然度が高く見える区間でも下流や部分的な河道直線化による河床低下
岩盤露出やその落差(この落差は今年のような超渇水時に移動の障壁になったと…)
河畔林の消失も散見されます…
先の斃死事例もこの河川で起きたかは不明ですが…恐らく各魚種の魚影は極端に薄く
この河川でも影響が有ったと思われます…
最低気温ひと桁台を記録するようになり水温は16℃位まで下がって来ました
一安心…?
別河川
全川通し最下流部を除き一見比較的自然度か高い河川ですが…
両河川1940年~50年代の航空写真を閲覧するとその河川環境改変の歴史を確認出来ます
その傷跡は少しずつ癒えていますが一度失われた河畔林等は中々回復しない様です
この河川も過去の森林伐採?入植等の目的で川沿いに運搬路が存在し
河川の直線化や河畔林消失が散見されます
河川を横断する道路の名残が残っていました60年?以上経ち朽ち果てた木製橋の橋脚
道路の痕跡は現在確認出来ません…
夏の高水温の影響で体力の限界か?弱ったアメマスが浮いていました…
サクラマスの死骸も確認…次の降雨増水~産卵まで持つのか?
この河川でも斃死の事例は起きていたようです…
恐らくイトウの下顎かと思われます
現在の状況から推測すると被害は大きくなかったと思われますが…
両河川サケやカラフトマスの遡上産卵が始まっていました
第一陣の産卵は間もなく終焉
今年カラフトマスの沿岸の漁獲は非常に少なく
今後の遡上も余り期待できそうにありません…
過去2年遡上量が多く回復かと思われましたが…
以前の様な大量の遡上産卵はもぅ過去の物かもしれません
今日は夕方から曇天~雨
予想外の大雨を期待していましたが
すぐに止みました
週末の雨に期待し無事サクラマスの産卵が終わる事を祈っています。
引き続きイトウ釣り自粛にご協力ください。