渇水が続く猿払の河川
18日以降定期的に雨が降る様になった猿払…大気の不安定な状態
雨の降り方は一時的・部分的、かつ雨量も水系全体が潤うほどのにはならず
特に猿骨・鬼志別川水系では依然として渇水が続いています。
取水施設の下流…貧弱な流れに不安感がぬぐえません
渇水の猿骨川
例年であれば川幅いっぱいに流れている区間ですが、今年は川岸を歩ける状態が続き
水温も20℃
今日も雨が降りましたが、部分的な夕立の様な雨、
猿払川水系も水系全体の水量増にはならず、支流によっては渇水が続いています
例年であれば、8月下旬から9月にかけ大雨で増水し、ほぼサクラマスの
産卵が終了しているのですが、今年はその様な纏まった雨は無い状態が続き、
晴れると気温は上昇…気温も高めです
山間部や内陸部では25℃以上に気温がすぐに上昇
源流部の水温もそれに連動します
この高水温は源流部まで及びイトウの稚魚に大きな影響を与えているようで、稚魚も高水温による斃死事例が起きている可能性が高いです。
多くの稚魚を確認出来る季節ですが…
今年は各河川、散発的に確認できる程度
チャラ瀬の酸素量の多い箇所に限定的に見られるイトウの稚魚…そう言った箇所には
サクラマスの稚魚(今年生まれたヤマメやアメマス)も定位し、縄張りを維持できたイトウの稚魚だけが何とか生き残った様です。
希望の光は昨年の豪雨増水を何とか生き残った1歳魚が各河川で少ないですが、
確認出来ている事です
1歳魚になると遊泳力も高まり、移動範囲も広がり高水温や酸欠を回避できているようです
河川に注ぐ冷水
高水温を和らげる事が出来るのは、この様な水温の低い支流や湧水等の水脈
今後はこの様な環境の保全も重要になってくるかもしれません
イトウ釣りの自粛をお願いしていますが…
釣り自粛解除の判断が中々つかないのが現状です
既に一部では今年のイトウ釣りを自粛する動きが出ています。
現状イトウにどれほどの被害が有ったかは詳細を掴めない状態…
釣り自粛解除については現在検討中です。
しばらくはイトウ釣り自粛にご協力ください。