イトウの稚魚浮上ピークを迎えた猿払ですが…
依然として少雨の気候が続き渇水は限界状態
晴れ時々曇りの気候、オホーツク海高気圧の圏内ですが
霧の発生も無く気温も上がって来ました
今日は26℃を記録し夏を感じる気候に
毎年オオウバユリの花が咲くころイトウ稚魚浮上のピークを迎えます
渇水が続き水源の山が低い小河川は産卵床の干上がりや、産卵床内の酸素不足等が
懸念されます…
森林伐採や河川改修の影響色濃い猿払川のとある支流
下流部は完全な直線化…昔、この地に入植者が畑や水田、酪農を試みたようですが
猿払の厳しい気候や湿地帯特有の土壌やたび重なる洪水により断念したようです
入植による河川や環境の改変は今も色濃く残り、改善には人の手助けが必要かと…
河畔林も無く一度改変された土地は中々本来の姿には戻らない様です
真っ直ぐにされてしまった下流域の河道
中流部は若干蛇行が残っていますが…今年の渇水で産卵床は酸欠により
イトウの稚魚は浮上していません…
上流部は森林の皆伐と河川が直線化されましたが11年経過し少しずつですが産卵環境が復活しつつあります…
源流部の産卵床だけが無事にイトウ稚魚が浮上していました
産卵床のマウントは僅かに水面から出ていますが稚魚は浮上していました
各河川渇水が続く中、ギリギリのラインで持ちこたえ浮上のピークを迎えました
調査の帰り道、猿払中流域の道路でツルが…この辺りでツルの見るのは初
これも渇水の影響なのかな~
天気予報を見ても雨は期待できそうも無く…
空気が入れ替わった様に暑くなって来ました、猿払も本格的な夏の始まりです