今年も5月20日までのイトウの産卵期間・区間釣り自粛に
ご協力くださりありがとうございます。
今週は低気温続く猿払
最高気温もひと桁、今日は最高気温5度と外で作業すると吐く息が白い…
せっかく芽を出した山菜達も霜にやられたようです
先週末サクラも満開、暖かくなるか?
と思ったのですが花冷えの猿払です
それでもこれから新緑の初夏へと加速していきます
灰色だった河畔・野山も緑が映えて来ました
産卵床調査最終…
疑惑の河川(笑 イトウ稚魚・幼魚・若魚は確認できるが…産卵床は確認できず早3年
林道から山を越え谷を降り、手つかずの自然河川が…と初年度は期待に溢れて
行きましたが…予想に反し完全に壊れた河川
でも長年(おそらく数十年)の月日が河川を回復に導いている途中??の様です
人工的に掘られた河道 周辺で農業の入植の跡も、
開墾には相当苦労したでしょう…
河床は低下し粘土床が出ていますがそこにうっすら礫堆積も
↓は本来の流れの跡湿地の中をゆったり蛇行して流れていたようです…
(河岸の高さに注目)
産卵床は今年初確認?ちょっと怪しく昨年のサクラマスの産卵床かもしれません…
夏の稚魚調査で判定を下します(笑
この先にまだ…と思ったのですが、そもそも礫が巨大になり産卵環境は乏しく
それでも確認しない訳には行きませんので…
あれま…すぐに終了…
ここの上流部はサクラマス・アメマスの稚魚も少なく・両種も遡上困難な様子
この河川の特殊な形態、
中下流部は湿原河川、上流部はいきなり渓流化…地質・谷幅・勾配の極端な変化、
不思議な川です
なんだか煮え切らない結末に次の河川でストレス解消と…思いたいのですが
近年河床の泥堆積が気になりこの河川を選択
大支流の中規模支流へ
以前は産卵床数密度も河川規模を上回る支流でしたが…
やっぱり泥っぽいな~
林道作業道・森林施業の影響は他支流に比べそれほど受けていないのですが…
産卵床も以前の調査の印象ほどではないし…
流路更新してました 蛇行浸食によりカーブのU字がくっ付いてしまうと起こります
この落差も結構厳しかったようでこの先の産卵床は僅か
ここからの泥流出も一因かと…
その他、倒木による遡上困難個所もてんこ盛り
自然の落差が泥をためたり、その下流の河床を低下させたり一時的に河床材は不安定になります…
結局10年前の調査より産卵床微減・産卵区間4分の一ほど縮小でした
この先、倒木個所が蛇行を生み、流路更新個所の落差は無くなり泥の土砂排出が治まり
再生していく事でしょう、同水系の他の支流は大幅な産卵床増加を記録しています
きっとこの支流も環境が整えば多くの産卵床が確認できるはず。