度々紹介している個所
20年ほど前、研究者の指摘によりカルバート内部のイトウ遡上を確保するために施された工作物…
ですがその後のモニタリング等は実施されていないようで
四角いコンクリートの底面に交互に設置されたコンクリート横工ですが間口が狭く水位の増減が激しい
構造でこの様に閉塞、渇水の状態では完全に落差になり増水時には遡上経路がはっきりしなくなってしまいます…
8基ある横工…増水時、大きな流下物間口に吸い込まれますがその重みで引っ掛かってしまいます
大きく重たい物まで越流する構造では無い事が最大の問題点
横工が高い、水位が確保されない、間口に流下物が引っ掛かりやすい…等が10年ほどモニタリングした結果見えてきた問題点です…
昨年から間口に石組みを設置し水位を上昇させましたが…
角ばった横工は引っ掛かりやすい様で
3面コンクリート、流れが滞っても浸食される事無く流下物は溜まってしまいます
冬でも出来る作業として実施しましたが、雪中の現地までの移動もハード…横工が氷の下になってしまい…数か所加工して断念…
作業は雪解け後まで持ち越しです
出来れば間口が2か所あると良いのですが…加工やその許可等々少し時間がかかりそうです。
猿払は安定した天候が続いていましたが
低気圧接近の影響で天気は下り坂…雨と強風で河川は増水
雪解けがさらに進んでいます
雪解けの進捗の割に河川開放面は少なめです
今日は風は治まりましたが雨霙雪と不安定な天候
夜になり風が強まっています
これが最後の荒天になるのか?