北海道内は雨の3連休だったようです
猿払は初日は雨 中日が秋晴れ 最終日は曇りの不安定な天候でした
土曜日予報より早めに雨が降り出しましたが、雨量は少なく 小雨程度…
隣町の河川へ
牧草地脇の排水路と化した川…源流から本流合流部まで河畔林は殆ど無く
こんな川に魚がいるのか?と疑いたくなるのですが
魚たちは懸命に命を繋いでいます…
地質的に礫の供給源が多かった事、川の(土地)勾配が緩い事、河床の護岸が下流域に
留まっている事、河川規模が小さい事等、この川の産卵環境が維持されている理由の様です
源流部は激しい河床低下 河床の岩盤が露出し産卵環境はほぼありませんが
大きな影響はこの区間に留まっています、この支流、本流の勾配がきつければ
この支流全体がこの様な河川環境になっていたかもしれません…
この河川のサクラマスの産卵はピークを迎えサクラマスの卵を目当てにウグイも河川上流部まで来ています
イトウの1歳魚は今年多く一安心ですが…
0歳魚はこの河川も極少数のみ
少し大きめ…何とか冬を越してほしいですが…
移動して同水系のモニタリング個所
度重なる降雨増水の割には閉塞は殆ど有りませんが礫移動が激しく
河床は上昇…これもカルバートが小さい事が一因の様…
この河川は中下流部直線化されているものの上流部は環境が良く、礫環境も良いことから
比較的産卵環境・稚魚の生息環境は良好
アメマス・サクラマスの数も多く
0歳魚も例年より少ないですが猿払村内の河川よりは多く残存していました
これらの農地と隣接した河川を元の蛇行河川に戻す事は非常に困難であり…
産業活動などの関係も有り余り現実的ではないと考えています
もちろんナショナルトラスト等土地の買い取りなどが出来れば可能ですが…
今できる事はこれ以上環境が悪化しない事ではないかと?思います…
その2に続く