4月に入っても肌寒い日が続いていましたが
少し気温が上向き昨日から雪解け水による今期2度目の河川増水
イトウの遡上前に河川工作物のモニタリング作業がいよいよ始動
増水の頻度が少ないためカルバート(暗渠)の流下物による閉塞は少なめ(と言う事はもう一度見ないと…)
この個所は河川増水のたびに足を運び(季節を問わず)モニタリングを継続
カルバート底面の頑固な流木も閉塞物の定期的な撤去により河床が順調に低下し取り除く事が出来ました
これで少しは閉塞の頻度が下がるかと…

こちらは倒れ込んで生える木のトリミング
どうしてもこの木の枝に流下物が引っ掛かり河川を塞いでしまう…致命的ではないが経年でさらに枝が成長し閉塞を助長してしまう危険性有り

とはいえやたらに切ってしまうのも…木々葉イトウやその他の魚の隠れ家に
適正に?カット

河床は礫床なので多少枝が張り出しても河床は浸食されえぐれ、遡上を妨げる事は無いと…
小さな落差工
数年前に枝をトリミングしましたが…生命力が勝り、盛大に繁茂

余り切り過ぎると落差工の斜路の水深が浅く流速が増す…
丁度いい塩梅(表現しづらいですが)で…

水中の幹は流速を弱め、水位を上げる役割を 遡上経路維持を担っています
出来れば水位嵩上げ等の工夫をしたいですが…
この河川は産卵環境に問題も多く(土地の特性上)それらの改善策のハードルも高い…
絶滅危惧種イトウを取り巻く環境…それらの改善のため優先順位を付ける事は非常に難しい事です
BBK