猿払は予報通り…昨日昼から深夜にかけ40mm程度の大雨
翌朝には河川の水位が1mほど上昇、
増水と泥濁り

支流上流部も増水していました…
とある産卵河川(昨年秋の写真)

7年前の皆伐と造林施業の際、河道を直線化してしまった河川、直後は泥の流入が激しく礫環境が消失して産卵床が激減していましたが経年で礫環境が復活、均一な流れにも少しずつ変化が生まれ、産卵床数は施業前の数に復活していますが…環境的には以前の蛇行河川には遠く及ばず
増水時にはこの様な微細な空間にやっとの思いで稚魚が逃げ込んでいます

赤丸内イトウ稚魚
本来の蛇行・河岸の起伏・二次水路等が有れば、それだけ稚魚の避難場所は多くなり、
稚魚の残存数も多くなります、
数年前からこの河川では実験的に淵や蛇行を人為的に発生させる試みをしています、
欧米ではこれらの手法が確立し、河川再生事業も国・州を上げて取り組んでいます、
日本ではまだこれらの手法は普及しているとは言い難い現状で…技術者や知見もかなり少ない様です。
昨日の27℃から今朝は16℃、日中も18℃と猿払らしい気温太陽も顔を出し久しぶりの快晴
村内小河川、明日にはほぼ平水位に戻りそうですが猿払・猿骨川は2日ほど増水が続きそうです…
明日朝はさらに気温が下がりそう…来週はさわやかな北海道の夏が戻ってきそうです。
BBK