先日猿払村役場において、イトウ保護の条例制定に向けた勉強会が開催されました
 2013年に行われた猿払イトウ保全協議会主催のフォーラムで猿払村役場がイトウ保護に関わる環境保護条例の制定に向けて動き出すと明言して早4年が経ちました…
継続的な協議を続けてはいますが、条例の内容等もまだまだ初期の模索段階…

今回の勉強会では条例の先駆地である南富良野町職員の方、イトウ研究者で法律等にも詳しい文化庁の方に出席いただき意見を頂きました。
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役場案の問題点等に指摘を頂き、動植物全般の保護条例から各生物それぞれの条例化を目指す事を確認し
今回の勉強会を終了しました、
猿払イトウの会、猿払イトウ保全協議会が長年条例に向けてのフォーラムを開催し釣り人・研究者・保護団体等の方々に参加して頂き意見集約をして来ましたが、特に釣り人からの発言は極端に少なく、普段思っている率直な意見を役場・イトウの会に伝えて欲しいと思っています。

勉強終了後は王子フォールディングス関係者と遡上障害解消後の現地視察を実施
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2015年冬季、遡上障害になっていた土管を撤去
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土管上流側はこの様に流下物で閉塞していましたが
土管が撤去され2年が経ち

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撤去当初心配されていた極端な河床低下や礫消失なども無く順調な河川環境の変化に推移しています。

近年猿払山林ではこの様な環境改善活動が複数実施され、産卵環境の延長、産卵床の増加に成功しています
これからもこの様な活動を関係機関・土地所有者と協力し、継続していきたいと思います。

BBK