お祭りが終わり丁度良いタイミング?で雨が降りだしました
今日は朝から豪雨のち霧雨 河川の水位は20cmほど上昇しましたが激しい濁りは出ていないようです
土曜日でしたが森林管理署が国有林施業地の点検を実施、アドバイザーとして参加しました
施業前にも視察をし事前事後の点検も

木材集積場通称”土場”をコンパクトにまとめて頂き裸地も最小限に…
林道も重機が通った後とは思えないほど綺麗です、天候を見て降雨時は施業を中止しています

斜面の作業道から濁水・土砂が沢や排水路に流れ込まないよう溝をきり適宜排水しています、排水の先は沢などの無い個所を選択しています。

施業とは関係無い個所ですが…林道のカルバートがつまり沢水が越流している個所…運材時はこの個所をトレーラーがなんども往復しそのたびに越流した水が濁り本流へと流れ込みます…カルバート閉塞の解消時期・方法・現段階での応急処置など、運搬とは関係の無い伐採業者さん森林管理署と知恵を出しあいました。
林業も経済活動でありイトウ等の産卵域は伐採をしないと言うわけにはいかないと思います、影響の少ない施業の方法を模索・協議を継続して実施しています。
ですが…です土地所有者が変われば…
ご覧の通り…


大手林業会社所有の山林
HPなどで環境に配慮していますと謳い、環境教育を大々的に行っていても、現場はこの有様です
施業業者の管理監督は行っていないようですね…残念
イトウ等の繁殖に甚大な影響を及ぼすほどではありませんが、これらの事例の改善等も継続して実施しています。
*近年猿払村内山林での伐採等の施業でイトウの産卵にに大きな影響を及ぼすような土砂流入等は確認されていません、1980年代には1支流50個以上の産卵床が有った河川で伐採施業等により河川に土砂が流れこみ礫環境が消失し施業後産卵床が0個になった河川が有りましたが現在は30個ほどまで回復しています。
近年の施業では河川内を重機が横断したり、河畔林を長距離にわたり伐採したりする事は無くなりました
また山林の皆伐も行っていません(国有林と王子フォールディングスには河川から50mの干渉地(伐採を行わない区間)を設けています)
一方で木質バイオマス発電等で木材の需要は高まっています、近年宗谷でも山林の伐採は盛んです
環境に配慮した循環型の発電等(ボイラーなども)と林業、伐採のサイクルや木材の消費量、山林の環境負荷…バランスが難しいですね
BBK