好天の連休(飛び石でした)、河川の水は平水位に落ち着きました
この週末は調査三昧(笑
先週までの降雨増水の影響は猿払でも…河川内の倒木が移動したり、河岸の崩落等が河川上流部で散見されます、何度も投稿していますが…増水後流木等の影響で林道のカルバート(土管等)閉塞を招きますが、時にはその閉塞物を押し流し環境改善へ向かう場合もあります。
2008年頃から閉塞を繰り返し、撤去作業も中々捗らなかった個所でしたが、7月8月の大増水で閉塞物は完全に流れて行きました
イメージ 2イメージ 1

毎年ある程度の撤去を実施していましたが、上流側の河床の堆積物が多く土砂礫の急激な移動が考えられたため、少しずつ撤去していましたが、それに勝る流下物(流木等)に作業が追い付かない状態でしたが、今回は度重なる降雨増水が味方してくれました、これまでこの上流ではカラフトマスの遡上産卵は認められませんでしたが、今年はこのカルバートを通り上流で産卵しています、この河川でのイトウの産卵は非常に少なく、このカルバート上流で来春産卵するかは微妙ですが、産卵環境は間違いなく延長しました。

イメージ 3イメージ 4


毎度閉塞しやすい個所は案の定…
イメージ 5
BOXカルバートを魚が遡上しやすいように改修したのですが…せっかくの魚の通り道が…
これをきっかけに大規模な閉塞が発生します…

イメージ 6イメージ 7

蛇籠の金網に流木等が引っ掛かってしまいます、
そもそもカルバート径も小さく落差もあるのですが…両脇の蛇籠が経年崩落しつつあり流路を狭くしています
ハンマーで蛇籠を叩き流路を拡幅させましたが、来春までもつかどうか…
蛇籠表面に何か施さないとこの現象は繰り返されそうです。

ここは大増水じゃなくても閉塞してしまいます…ですが不思議な事に魚類が全く遡上出来ない閉塞はほとんど起こりません、河川規模が非常に小さく大きな流木等が流れ着かない事、イトウ等が遡上する流量時にオバーフロー状態なので流木等は浮いた状態の様で水位が下がった時点でカルバートが塞がるメカニズムと思われますが…
まめなメンテナンスが必要です、
これはちょっと遡上は厳しいかな…何か一工夫必要ですね
イメージ 8イメージ 9

このほかにも色々とネタはありますが今日はここまで(笑
今週も肉体労働に従事しました。
BBK