今朝は-8℃と冷え込み、河川は結氷がさらに進みましたが例年に比べると河川の開放面は多いです
河川の結氷が遅れる今年、ワシたちはサケの死骸にありつける場所が多く、各地に分散している感じがします
例年であれば各河川ほぼ結氷し一部の河川に集結するのですが…今年はまだ分散傾向で海岸線で見かけるワシがやや少ないようです

先日猿払から~枝幸(徳志別川河口まで)観察へ
猿払川河口にオオワシ1羽を確認その後浜頓別ごみ処理場周辺でシカの死骸にオオワシ2オジロワシ1羽
頓別河口周豊寒別川下流の湿地帯でオオワシ1オジロワシ3羽 ここは風車が設置されているので衝突が心配です…頓別~枝幸市街までの海岸線ではワシを確認できず北見幌別川河口でオジロワシ1羽
徳志別川河口でオオワシ4オジロワシ1羽 ここはサケマス捕獲場下流にサケの死骸が多くそれを狙ってワシたちが集まっているようですが間もなく結氷とともにどこかへ移動しそうです…
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少し北上し北見幌別川支流のふ化場のある河川へ…ここはまだサケがちらほら確認できました
オオワシ12、不明1オジロワシ1羽と例年より河川結氷が遅れワシが集結していました

ここから頓別水系ウソタンナイ川へここはワシの観察ポイントとして有名です
途中、豊寒別川中流でオオワシ3オジロ2羽を確認、今年はここもサケの遡上が多くワシが集まっているようです

ウソタンに到着した時はすでに夕方すぎ少し暗く時間も無いのでカウントはしませんでしたが沢山のワシたちが集まっていました
ここは例年より若干数が少ないようです、各地にえさ場が分散しているのでしょう

今日は稚内の増幌川を観ましたが、多くのワシ達がいました、今年はサケの産卵もまだ続いていて死骸も多く当面えさ場になりそうです、ここはオオワシの割合が多いように感じます、今回はカウントしませんでしたが先日カウントし時はオオワシ、オジロワシ含め117羽を確認(今日はさらに増えた感じがします)、例年よりここに集まるワシ達が多く、さらに長期にわたり滞在しています
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宗谷には南北に特に東海岸周辺にワシ達のえさ場が多く、それに伴う移動経路が存在するのでは?と思っています、例年の気候であればほぼ河川が凍結する順番が決まっていて、最終的にウソタンナイが最後のえさ場となります、その間ワシ達はウソタンの餌がなくなるまで残る者、他地域へ移動するもの宗谷周辺の海岸線や山間部で餌を探しながら過ごす物とそれぞれ分散するようです…

宗谷では大規模な風力発電の計画がありますがこれらワシを含む鳥等の移動経路を解明し、生き物に配慮した建設を行ってほしいと思います…宗谷に建てられる風力発電の電力は地元に還元されることなくほぼ本州への電力供給が主だと…新聞等に掲載されていました、地方の自然が犠牲になるのは少し変な感じがします
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風車設置自治体にお金が落ちるのは建設時の一時的な恩恵のみ…その後採算が合わないと切り捨てられ
動かない風車の林が残される…なんて事にならないようにして欲しいものです
稚内では風車が故障し羽が破損し落下する事故も起きています、その風車は数カ月修理もされす放置されています
この風車が宗谷の風力発電の未来を暗示しているような気がします…

もっと知恵を絞って自然と共存できる世の中になる事を期待します…

BBK