荒天の週末、日曜は吹雪
強風と雪で寒い週末でした…昨夜は道路が真っ白でしたが、朝にはほとんど雪は解けていました
内陸部のほうが積雪が多かったようです

10月も間もなく終わり晩秋の北海道荒天のため調査もままならず
周辺町村を散策…

牧草地に鶴の親子
宗谷でも営巣する鶴が増えているようです、浜頓別では2ペア、猿払でも営巣が確認されています
春から晩秋にかけて営巣地で暮らし積雪前に道東の越冬地へ戻る渡りを繰り返すようで本来の生活史が戻りつつあるようです
周辺の湖沼では多くの白鳥が羽を休めています渡りのピークの様です

間もなくオオワシも北海道に渡ってきます
今年宗谷沿岸では大漁のサケ、
河川への遡上は降雨量が少なく最近遡上のピークを迎えた河川も少なくありません

滝壺にひしめき合うサケ…
これでも例年の半分ぐらいでしょうか…この河川は河口に捕獲場がありそこですべての魚がいったん足止めされています、採卵用のサケを捕獲するためです、以前はそこで混獲されたサケ以外の魚は投棄されていたようですが、現在は放流されているようです、
昔イトウはサケの稚魚を食べる害魚だったので捕獲場周辺で捨てられたイトウを良く目にしました、現在猿払ではそのような光景を目にすることはありません

滝の上の生まれた場所を目指すサケ、次々と滝に挑みます
もともとこの川の滝の上で野生のサケが産卵していたのかは今となっては不明です、現在このサケたちは滝4の上のサケマスふ化場由来のサケがほとんど…そん事は関係なく与えられた命と本能を全うしようとするサケたち
なんだか複雑な心境です、特にサケは孵化放流河川が多く本当の野生のサケを探すのは難しいでしょう…
人間の都合の良いように利用され続けるサケ…北海道内のどこかに野生サケが遠い昔から現在まで本来の生活史を繰り返しているとしたら大事にしたい存在ですね、
BBK