今年猿払水系の産卵河川周辺で伐採作業が行われました、地権者、伐採業者から事前に説明を受け環境に配慮し、河川、沢から50m以内の伐採を行わない、沢沿いに伐木集積場を設けない、雪上での作業を原則とし、伐採地、作業道の表土を剥がないとの説明を受けましたが…
実際は

雪上の作業どころか、山肌をえぐる作業道 河川への土砂流入は避けられません、10mほどの距離に小さな沢が存在し土砂はそこを伝って、本流へ流れ込みます…そこはイトウの産卵場所です、
土砂流入による孵化率の低下が懸念されます

ほぼ沢の上に作られた集積場、雪や土砂が沢の上に積まれています、
残念ながらこれはどう見ても配慮しているとは言いがたい現場です…
このような事例は場所や工事、伐採作業等施行の種類を問わず発生しているようです
工事発注者、受注者が配慮をするつもりでも実際の現場に伝わっていない(浸透していない)のが現状のようです、
林業や建設土木業の方々はそれを生業にしているので、「伐採をするな」とか「工事をするな」などとは、我々はいえません、作業効率等を考えると環境への配慮は二の次になってしまっているようです
環境や生物への配慮と、人との生活の両立の難しさを痛感しました。
このような光景がいつまでも残るように活動していきたいのですが…

BBK
猿払は「(北海道は)依然として寒さが続いています、最低気温はマイナス、最高気温も10度以下…
時折雪がちらつく天候です
こんな春は経験したことがありません イトウの産卵に影響が出ないと良いのですが…