イトウは春に河川上流部で産卵遡上しますが、河川に障害があり遡上できないと産卵域までたどり着けず、再生産がとどこり、生息数の減少に結びつきます。
猿払の川にはダムなど河川工作物は比較的少ないものの林道などが交差する部分には必ず、土管やカルバーと橋などが存在します、これらの箇所は時としてイトウの遡上を妨げる要因となります
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河畔林の倒木が流れカルバーと画閉塞しています、この写真は一部閉塞物を撤去した写真ですがこのような状態が続くとさらに流下物がつまります、
川幅に対してカルバート(林道を通る管)が小さすぎるのが閉塞の原因です、
 
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遡上前に撤去しなければこのこの川の産卵域の半分しかイトウが利用できない事態になります
 
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人力だけでは巨木をすべて撤去することはできませんでしたが、現段階では遡上に問題は無いと思われます、何とか産卵前に撤去が間に合いました、産卵後の渇水期に全撤去したいと思います。
 
今後もこのような活動を積極的に行いたいと思います
 
現在猿払はミゾレが降り東より強風が吹いています、低気温で河川の水位は下がっていますが雪解け水がおさまるのは連休明けになりそうです、山にはまだ雪が沢山ありますので…気温が上がるとまた大増水になると思われます。
BBK