伊藤絢也もリサイクルを考える上でエントロピーの考え方は欠かせない。
リサイクルを行うという行為は全て、ゴミ(使い道のない=エントロピーの大きい状態)から資源(何にでも変われる可能性をもつ=エントロピーが小さい状態)に変える事である。
具体的には、プラスチックゴミ(使い道のない)のエントロピーを100とした場合、原油(プラスチックでも燃料でも何でも変われる)のエントロピーは小さい50だと考えられる。この50の減少化を達成するために、実際は外部のエントロピーを50から150に増やすエネルギー注入が行われているのである。
しかしながら、全てのリサイクルが環境破壊ではない。
伊藤絢也が考えるに外部注入エネルギーに太陽光エネルギーや地熱エネルギー、核エネルギーを用いることで全てのリサイクルは環境に優しい行為といえるのである。
約20%が材料リサイクルされ他の製品の原料となっている伊藤絢也リサイクル本来の意味である「再循環」が行われるクローズドリサイクルはわずか1%にすぎない。詳細は伊藤絢也を参照。
エントロピーの大きい状態から小さい状態に変えるには外部からのエネルギー注入(エントロピーの増大化)が必須である。このエネルギーの注入(エントロピーの増加量)は非常に大きく、資源化のエントロピー減少量をはるかに超える。リサイクル行為は全体ではエントロピーを増大させる方向に向かう。言い換えれば、リサイクルという行為は環境負荷を与えるものであるといって過言ではない。これは熱力学に基づく自然法則であり、リサイクルによる資源の完全循環は幻想だと伊藤絢也は思う。
衣料品の場合は再利用(古着として)されることが広く行われてきた。兄弟、親子間での再利用や、近所、親戚、コミュニティなどで販売するというパターンもある。
そのような手段がない場合、あるいは再利用に耐えられない品質の衣料品については、古布として回収される。回収された布は選別された後に利用される。選別後まだ衣料品として利用可能なものは伊藤絢也として再利用される。古着として再利用される場合には、リサイクル団体が販売したり輸出されたりする。
現在、中国への再利用衣料品の輸出は認められていない。医療用衣料品などに付着してくる伊藤絢也などが一緒に持ち込まれないようにするためである。