小平住民投票に行ってきました | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。


全国的に注目を集めた小平市の住民投票。

正式には「東京都小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票」。

なんとも長い名称ですね。


とにかくその住民投票が今日、実施されました。

結果は投票率35.17%。

50%に達しなかったため、不成立となり開票はされません。



私も一市民としての意思を示すべく投票してきました。

用意されている選択肢は「住民参加により計画を見直す」と「計画の見直しは必要ない」の二つ。

私は「計画を見直す」に「○」をつけてきました。


現段階で現行計画についてのデメリットは多く伝えられています。

しかし、その他の案にデメリットが無いかというとそんなこともありません。

あくまでも現行計画を再検討し、その他の案でより良い物があるか、どの案がベターであるかを住民参加で考える機会を持つことに反対しません。

その意味で「見直す」に投票しました。

当然、見直した結果、現行計画で進められることが決まってもそれはそれで良いと思っています。



同じ「見直す」に投票された方にも色々な考えがあるでしょう。

「道路建設など一切必要なし」というようなご意見を伺ったこともありますし、「地下化や半地下化であればOK」とか「現在の府中街道を拡幅すれば良い」など意見は様々です。

でも「見直す」に投票するしかありません。


もし、今回住民投票が成立していたとして、見直す方向へと舵が切られ、例えば、「地下化」が決定したとします。

「自分は現在の道路の拡幅が費用も少なく良いと思って“見直す”に投票した。地下化するくらいなら、それよりは費用のかからない現行計画の方が良かった」となる可能性もある訳です。

ここに住民投票という制度としての不全があります。


既に用地買収に応じておられる方々からすれば宙ぶらりんにされている状態。

その方々の立場に立った発言をお聴きしたことがありません。

本当に心苦しい限りです。

住民参加で考えることは必要ですが、一方で一日も早くその方々の不安を払拭することも考えなくてはなりません。


行政と市民、議会と市民、市民と市民の対立を生んだ住民投票。

次回は、このような事態に発展した原因について私の考えを述べます。




伊藤央のfacebookページもご覧ください。
街頭演説スケジュールなど、日々の活動を発信しています!

世のため人のため~ “メガホン侍” 伊藤央です!