朝から北朝鮮のミサイルの発射ボタンがいつ押されるか、というニュースが続いています。
幸い(どの国にとって幸いなのかは難しいところですが・・・)この記事を書いている時点では、まだ発射されていません。
どのような形になるか分かりませんが、この騒動が一段落つけば、日本版NSC創設への議論が加速するように思えます。
私は日本版NSC(国家安全保障会議)の創設の必要性について、数年前から街頭演説等でも訴えてきました。
元々は前安倍政権で提唱されていたものでありますし、自民党の防衛大綱提言にも書かれているものですから、一刻も早い創設を望みます。
ただ、創設しさえすれば良いというものではありません。
きちんと機能するかどうかが重要です。
そこに集まる情報について。
果たして迅速に正確な情報を収集できる能力があるのか。
現在の情報収集機関では心もとないと感じます。
先日の報道では、政府は日本版NSCには機密情報の収集機能を含めず、情報の分析部門のみ設置する方針を決めたという。
情報を集約、分析するにしても、その情報が集まらないのでは機能しようがありません。
現在の内閣情報調査室ではなく、真の意味で日本版CIAと言えるような情報収集機関の創設も併せて検討すべきと考えます。
ただ、日本版CIAやNSCが、情報を収集し、集約・分析をしても、最後に決断を下すのは政治です。
政治家に重大な判断を下す準備と覚悟がなければ、日本版NSCも意味がありません。
震災、原発事故の時のような「想定外だから」という言葉を政府から二度と聞きたくありません。
想定外の事態に対応する胆力。
これが政治家に求められる最も大切な力ではないでしょうか。
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