岩国市予算また否決・・・で思う | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

新庁舎建設をめぐり国の補助金35億円が見送られたことで、合併特例債をこれに充てることが盛り込まれた今年度予算案に対し、先日の委員会の否決に続き、大方の予想通り今日の本会議でも否決されました。

周知の通り、これは空母艦載機移転問題に絡んだことで、住民投票まで行い、更に今年の県議会議員選挙の岩国市選挙区の争点ともなっていました。この問題で、市長に対する問責決議案も可決されています。

対立の構図は基地機能移転容認派 VS 反対派ということになるのでしょうが、予算が執行できないとなると、不利益を被るのは市民です。

この問題、特に住民投票に対する私の考え方は以前、このブログでも書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/hisashi_ito_hofu/29319695.html

他・・・

こうなってしまうのには、議会内の数の問題もあるのですが、今回の件に関しては色々と考えさせられます。

3月議会で否決されたものと同じ予算案を出すという執行部(市長サイド)の姿勢はよろしくない。

全く同じものに、以前反対した議員が、状況も変わっていない中たった3ヶ月で賛成に回ることは考えられません。もし、そんなに簡単に意見を変えたら、議員の政治生命にも関わります。

これを承知で同じ予算案を提案する市長側は意地になっているとしか言いようがありません。

同じようなことが防府で起こったとすれば、私はどうしたら良いのだろう・・・。

予算案に反対した立場だったとすれば、新市庁舎の建設費に関する部分だけをいじった議員提案の修正案を提出するしかないような気がします。(どのように修正するかは大変難しい問題なんですが・・・)

こういった意見は議会や市民の間では出ていないのでしょうか・・。

全ての予算を編成するのは難しいでしょうが、この部分だけを修正した予算を議員が作るのは可能だと思います。

予算が執行できないというのは市民にとっては大変なこと(私も予算案に反対した経験があるので、大きなことは言えませんが)。市長サイドの大人気ない姿勢もどうかと思いますが、議会側(予算案反対派)もやはり市民のことを第一に考え、膠着状態から抜け出す方法を模索しなくてはならないと思います。