九州電力が画策したやらせメール事件、本当にくだらないことをするなという印象です。
しかし、「番組の中立性を損なう」というのは、また、見当違いで、そもそもテレビ番組に中立性があると思っている人が今時どのくらいいるのでしょう。
テレビ、新聞、マスコミは偏向、歪曲の嵐。
ネット情報の信憑性が取りざたされますが、既存メディアも言えたものではありません。
この問題で思い出したはのは、防府市の行革についてのパブリックコメント。
不思議なことに行革の範疇ではない議員定数について、似たような文面のコメントが多数寄せられたことがありました。
本来なら募集事項に関係のない意見は無視されるのですが、当時の行革委員会はこれを取り上げ(議会改革については諮問事項ではなく、越権行為ですが)、議会に意見書を提出するという考え違いの行動を起こしました。
今思えば、これが議員定数半減騒動の始まりだったようです。
社会調査というものが、いかに危ういものかが分かります。
その実施の仕方によっては、為政者や権力者の思うように使われてしまうのです。
市民アンケートとか、パブリックコメントなどは、「市民参画」ということで、素晴らしいことのように持ちあげられますが、その危険性も十分に認識しておかなくてはなりません。
また、「一部の市民」の意見が殊更に強調されるという危険もあります。
市民参画の考え方を否定するものではありませんが、所謂「市民の意見」「民意」を金科玉条のように権力者が持ち出す時には、特に気を付けなくてはならないということです。
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