上海、日本総領事館員が自殺 「中国から情報提供強要」
中国の在上海日本総領事館に勤めていた四十歳代の男性館員が昨年五月、中国から外交機密にかかわる情報の提供を強要されていたという内容の遺書を残し、総領事館内で自殺していたことが分かった。
複数の日中関係筋によると、男性館員は、外務省本省と総領事館との間で交わされる公電の通信技術を担当する「電信官」で、自殺後に総領事や家族などにあてた数通の遺書が見つかった。このうち、総領事あての遺書に、中国人の男から、総領事館の情報を提供するよう求められたという内容が記されていたという。
中国人の男から要求されたのは、総領事館に勤める館員の氏名や、上海から日本に外交機密に属する文書を運ぶ際に使う航空便名-などだったとみられる。
日中関係筋は、中国人の男は情報機関の関係者だったのではないかとしている。
遺書の中に、「国を売ることはできない」などとも書かれており、男性館員は外交機密に関する情報を伝えなかったとみられる。
安倍晋三官房長官は二十七日午前の記者会見で、男性館員が昨年五月六日に死亡したことは明らかにしたが、「遺族の強い意向があり詳細についてはコメントを差し控えたい」と述べた。
そのうえで、「領事に対する脅迫や不正な圧力の行使はあってはならない。一般論として、このような事案が発生した場合には当然、相手国政府に対する抗議を含め適切な対応をすることになる」と語った。
産経新聞 2005年12月28日 (水) 02:30
このような残念な事件が起きてしまいました。
実は、女性を使って脅迫のネタを作るやり方は、外交官や政治家に対しても行われていると聞いたことがあります。国会議員が訪中すると300万円、地方議員でも100万円もらえる・・・なんて話を聞いたこともあります。(国会議員だと2000万円という話も!)そういった金や女に嵌められて、親中になる政治家もいるんだそうです。真偽はわかりませんが、橋本元総理の話も有名ですね。
その金の出所は、対中ODAだったり、例の「遺棄化学兵器処理処理事業に関わる費用」だったりするんでしょうか。日本は余りにも無防備です。