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「原発安全宣言」を出したかと思えば、「ストレステスト」・・・今度は「埋蔵電力」だそうだ。
無尽蔵にあるかのように吹聴し、「あれも出来る、これも出来る」「借金はしない」と嘘を並べ立て、結局、貯金箱をひっくり返すほどしか出てこなかった“埋蔵金”に懲りていない様子です。
「埋蔵電力」・・・つまりは、民間企業の自家発電や水力発電による電力を指し、これを需給計画に組み込もうというものですが、根本的に「電力供給」というものの性格が分かっていないとしか言いようがありません。
いや、これが予算編成であっても同じこと。
いわば、納税額に善意の寄付を皮算用した歳入を見込んで予算を組むようなもので、
そんなものをアテにして電力供給を考えるなど危なくって仕方がない。真剣に国民生活や産業を守ろうという気があるのでしょうか。
更には、非常用電源まで「埋蔵電力」として需要計画に組み込みたいようで、開いた口がふさがりません。
非常用電源は大気汚染防止法などの規制対象外。
法改正して、これらを通常でも使えるようにするのだとすれば、「-25%」は一体、どこに行ったのか。
思いつきとウケ狙いの政治を行うから、全く整合性がとれなくなるのです。
しかも、首相は、海江田経産相の言う事を全く信じず、海江田氏も同様に首相を信用しない(そりゃ、そうだろう)。
民主党政権になってからは、「閣内不一致」など当たり前過ぎて、もう批判も指摘もされなくなったのか。
いや、閣内不一致どころか、「閣内相互不信」と呼ぶべきか。
もう、国民も気付いていることでしょう。
彼らは確実に日本をぶち壊しています。
それでも、まだ「自民より・・・」「自民だって・・・」と、自らの選択ミスを認めようとしないのか。
過ちは過ちと認めなくてはならないのは、政治家も有権者も同様です。
堂考えたって、明らかに自民党の方が“マシ”だった。
しかし、本当に日本を建て直すには自民党でも心もとないのも事実です。
日本が壊れるのが先か、日本を改新する新しい政治勢力が生まれるのが先か、我々に残された時間はそう長くはないと認識すべきでしょう。