夕方、駅頭で演説をしていると、ワンカップ片手に千鳥足のおじさんが近寄って来られました。
こんな「見るからに酔っ払い」って感じの人、久しぶりに見るなぁ・・・と、何を言われるかワクワクしながら、マイクを離し「こんばんわ」と声をかけました。
『お前は国会議員に出るんか?』
あ、思ったより普通・・・。
演説をしている時に、この言葉を掛けられることは結構あります。
演説では結構、国政に関することも話させていただくからでしょう。
それだけでなく、このブログでも国政に関することを書くと「じゃ、国会議員になれば良いのに」とか「地方議員は地方のことをやってろ」なんてコメントをいただくこともありました。
おっしゃる意味は分かります。
地方議員は報酬をいただいている自治体のために働くべきという考えも、もっともです。
それでも、外国人参政権反対や領土問題に関する運動など、やはり国政に関する運動続けていますし、演説でも経済など国政レベルの話もさせていただいてます。
理由は先ず、地方議員(当時)と言えども、「国民の一人だから」ということ。
国政に「おかしい」と感じることがあれば、一人の国民として声を上げるべきだと思っているからです。
そして、「国と地方はつながっている」から。
「国」と「地方」、行政の区分けはあっても、そんなことはお役所の都合です。
地方が集まって国を構成しているのですから、分けられるものではないし、「国 VS 地方」といううような対立構図を殊更に煽る必要など全くない。
地方の首長など、国を敵視する構図を作ることで支持を集めようとする人もいますが、外敵を設定することで内政の不満を逸らすやり方は、中国や韓国の反日政策と同じ印象を受けます。
そして、最後に「遠くを見なきゃブレるから」です。
地方政治と言えども、国政とつながっているのですから、地方だけが良くて国が悪いということもあり得ないし、国だけが良くて地方は悪いということもあり得ない。
どちらも良くしていかなければなりません。
そうであるから、目標を遠くに置く必要があります。
ビジョンなくして施策ばかりだと大迷走することは、現政権を見ていればお分かりでしょう。
同じように国や世界を見ずに我が地域のことだけを考えても、決して上手くはいかないと思っています。
日本の将来、世界の将来を見据えて、我が地域のことを考える。
そのくらいの大局観が地方政治家にも必要です。
幕末の郷土の先輩方はどうだったか。
江戸から遠く離れた片田舎で世界の中での日本の行く末を考えながら、藩のために働いた。
それに比べ、今の地方政治家はどうか。
国会議員でも、自分の選挙区のことを考えるのが精一杯。
地方議員だと自治体のことどころか、自治会くらいのことしか考えられない御用聞き政治家ばかりではないか。
これからの自治体間競争、地域間競争は、世界の中で生き残れるかを考えなくてはなりません。
「合併市に負けない」などと小さなことを言っててどうなる。
隣の市にちょっと勝ったところで、共倒れしてしまえば何の意味もありません。
世界の中の防府、世界の中の山口県として、どう生き残るか、そのためにどのように競い、どのように連携するか。
世界から地域を見ること、そして、地域から日本を、世界を見ていく視点の高さがこれからの地方政治家にも求められるはずだと考えています。
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