前原代表にはがっかりです | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

ライブドア堀江容疑者の逮捕を受け、自民党内からも「武部たたき」が始まっているそうです。昨年の衆議院選挙で、堀江容疑者を応援した竹中総務相にも同様の批判が。

郵政民営化実現のためのなりふり構わぬ姿勢が仇になったということですね。しかし、幹事長や総理の肝いりで入閣した竹中総務相をたたくなら、小泉総理も同様にたたかなければいけないはず。この二人が独断で応援に行くわけがないのですから。

しかし、昨日の民主党前原代表の代表質問もいかがなものでしょうか。堀江容疑者を応援した自民党を強烈に批判していますが、民主党も堀江容疑者を擁立しようとしていたはず。結果、堀江容疑者にフラれただけのこと。自民党は「社長を退く」という条件を堀江容疑者が呑まなかったので、公認を見送ったようですが、彼が「天皇制反対」というような発言していたこともその一因かもしれません。その点、民主党なら公認してたんじゃないの?・・・と私は思うんですが・・。

一人の女性を他の男と取り合ったが、フラれてしまって、彼女はライバルの元へ。その後、彼女はとんでもない悪女だったことが判明。「あんな女と付き合うなんて、馬鹿なヤツだ!」・・・なんて、私なら恥ずかしくて言えません!そりぁ、「フラれてラッキーだった・・」くらいは思うかもしれませんが(笑)

この堀江関連発言に隠れてしまいましたが、新聞で前原代表の質問をよく読むと、「A級戦犯が合祀されている間は、首相は靖国神社に参拝しないという政治風土が築かれるべきだ」などと発言されています。

今更ですが、A級、B級、C級戦犯とは、その罪の重さによってのランク付けではありません。簡単に言うと、極東軍事裁判によって「平和に対する罪」に当るものがA級、「通例の戦争犯罪」に当るものがB級、「人道に対する罪」にあたるものがC級とされたもので、単なる罪の分類です。ましてや、B級の「通例の戦争犯罪」は、従来より国際法で裁かれていたものですが、A、C級に関しては、この裁判で初めて出てきた「罪」であり、明らかに遡及法であり、この裁判の判事の中で唯一国際法の専門家であったインドのパール判事はA級戦犯の被告全員の無罪を訴えました。当時も、現在においても、遡及法というのは国際的にも認めらないのは常識であります。これが認められるならば、言うまでもなく、その時々の為政者によって、簡単に人を犯罪人にすることが出来るからです。現代において、こんな法律がまかり通るのは私の知るところでは、韓国くらい(「親日反民族法」など・・)。

さらに、前原代表は「A級戦犯の合祀」がいけないというなら、どうしろと言うのでしょう。よく言われる「分祀」か?これも誤解されていますが、「分祀」とは、ご分霊をいただいて別の神社に移すことであって、「分祀」されても元の神霊も分霊した神霊も全神格を有するものです。A級戦犯とされた方のみの神霊を取り除くなんてことはありえないこと。ましてや、それを政治がとやかく言うなんて、それこそ政教分離の原則に反するのでは?前原代表は歴史に関しても、法律に関しても、神道に関しても見識が足りないということが露呈してしまった訳です。

中国に対する外交姿勢や、これまでの発言を見て、前原代表には好感を持っていたのですが、非常に落胆してしまいました。やっぱり民主党は民主党・・・甘く見ていた私が馬鹿でしたヾ(_ _*)ハンセイ・・・

それにしても、Yahoo!重すぎますね。お陰で、昨日更新出来なかったことになってしまいました)`ε´(