14時現在、防府市の投票率は約29%らしいです。
前回が31%くらいなので、少し低いようですが、期日前投票が9000票を超えているそうなので、最終的にどうなるかまだよくわかりません。
今回の参院選は、私の周りではやや関心が低いように感じました。
4月に統一地方選挙があったばかりで、いわゆる「選挙疲れ」もあるのかもしれませんし、どうしても参院選となると少し遠く感じる人が多いようです。
しかし、参議院議員の任期は6年。解散もありません。
3年後には半分が改選されますが、今回、もし誤った選択をしてしまうと、6年間は取り戻すことが出来ません。そういった意味では、各級選挙の中でも我々の1票が最も重たい意味を持つものとなる選挙とも言えます。
「良識の府」と言われる参議院。
その議員の選挙での争点が果たして「年金」で良かったのでしょうか。
参議院不要論などもある中で、自衛隊の取り扱いを含めた憲法改正の問題が現実のものとなる今後数年の間は、良識の府が存在感を増す絶好の機会ですし、その責任は大変重たいものです。国の形を決める憲法を改正するという、戦後一度もなかった大事業を行おうとしているのですから。
それなのに、その大事な選挙を前に「年金問題」、「事務所費問題」ばかりを取り上げるマスコミ。そして野党。
付け入るスキを簡単に与えてしまい、そしてマスコミと野党に見事に反応して「年金問題」を争点にすることに乗ってしまった与党。
「年金」や「政治と金」が「瑣末なこと」とは言いませんが、政治家やマスコミが、この選挙の本当の重要さを国民に伝えることを放棄してしまったように思います。
さて、投票率は、結果はどうなるのでしょうか。
ところで、防府市選管は、4月の統一地方選挙でも開票スピードアップに努め、まずまずの成果を上げました。今回は比例もあったかなり大変だと思うので、真価の問われるところ。
開票所の様子も見に行ってみようと思っています。