「花の海」視察 | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

山陽小野田市にある農業生産法人「株式会社花の海」さんを視察に行きました。メンバーは私を含めた議員有志5名と職員1名。

花の海さんは、旧山陽町にあった広大な干拓地(20年くらいほったらかされていたらしい)を利用し、イチゴやブルーベリー、花などの栽培をされています。

新規就農希望者の育成や、地域の雇用創出に貢献され、地域農業の活性化への貢献も目指しておられます。

代表を務めておられる坂本さんにもお話をうかがうことが出来ました。

私はどちらかというと大規模農業というものに疑問を持ってきたのですが、需要に対する安定供給を図るためには、こういった大規模な取り組みも必要なんだなぁと認識が少し変わりました。

坂本さんも、地産地消的な農業の流れを否定されている訳ではなく、今後の農業はこの2つの道に二極化していくのではないかとおっしゃっていました。

防府市には広大な平野があり、またかつて製塩業で栄えた歴史を持つので、広い干拓地もあります。企業誘致がなかなか思うようにいかない現状で、こういった全国に向けて商売できるような大規模農業も今後必要かもしれません。

一方、防府市の中でも私の暮らす小野地区は山と山に挟まれた土地。このような場所では、また違ったアプローチが必要となってくるでしょう。どちらかというと大規模農業よりも、「特選野菜」「ブランド野菜」的なものの方が向いているのではないでしょうか。

いずれにしても農業は生活の根幹となる「食」を支える重要な産業です。外交面を考えても、食物自給率は、国と国との駆け引きにおいても重要です。農業の未来を考えることは、地域の未来を考えることであり、国の未来を考えることでもあると思います。