蝶を追う少年 | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。

韓国の黄教授がES細胞を捏造した事件が報じられる中、数日前の讀賣新聞の「編集手帳」の欄でもそのことに触れてありました。

その中で、「ある米国の作家の言葉」として「天才とは蝶を追って知らず知らず山の頂上に登ってしまった少年である」というような言葉が紹介されていました。

勉強不足で、その作家というのが誰なのか知りませんが、良い言葉だなと思いました。私たち政治家にも同じことが言えるのではないかと感じたからです。

科学者も研究資金を調達するためには、一定の評価を得ることが必要とされるでしょう。何年かに一度、選挙というものがある政治家も有権者から評価をされなければ仕事を続けることは出来ません。そのためには、自分の活動や仕事の成果をアピールしなくてはなりませんし、ある程度のパフォーマンスも必要とされてくると思います。大臣の職に就くとか、委員長になるというのも、評価を得る材料になるかもしれません。

しかし、政治は何年、何十年か後でないと、正しい評価をすることが難しいことも多くあります。蝶を追う少年のように、信じる道を走り続けることが大事だと思います。その姿を見て評価して下さる方もきっとおられるはずです。

こんな言葉を聞いたことがあります。

「政治家は舞台役者だ。役者はスポットを追いかけるものではない。スポットがあたらない時でも、自分の役割をひたすら演じることが大事だ。良い演技をしていれば、いずれスポットが自分を追いかけてくる。」