都知事選に立候補しなければ良かった | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 蓮舫氏は手違いで台湾籍が残っていたことを叩かれるから、都知事選は止めておいた方が良いと書きましたが、国籍が叩き辛いテレビでは、他のことで蓮舫氏叩きが盛大に行われています。

 

 ●公約みたいなのが具体的にわからない。攻撃してばっか。有権者ドン引き『共産党とつくる明るい東京』が怖すぎる――小宮浩信氏。

 

 ●自民党の裏金問題があって、野党が『ワ~』って言うけど、別に文句しか言ってないみたいなのが、もうウンザリって思っているところに、都知事選でもそうなるのか、みたいな。蓮舫さんがいることによって、その構図でやらなきゃいけないのかーー眞鍋かをり氏。

 

 ●ソビエト蓮舫ーーデーブスペクター。

 

 公約を掲げれば出来もしないことを言っていると叩きますし、攻撃を止めれば批判すら出来なくなったと言います。日本の共産党は看板に偽りありで完全なる社民主義政党なのに、『共産党とつくる明るい東京』が怖すぎるなんて、どんな政治認識をしているのだと呆れるしかありません。私のときも有権者がドン引きでロムっていると言われましたが、当たり前のことしか言っていない候補者にドン引きする有権者がアホすぎます。立山連峰でも良いのに、わざわざソビエト連邦を持って来るのも、共産主義とくっ付けたい悪意が剥き出しですが、これが見ている国民にはウケるのです。

 

 国籍で騒がれたときにも、台湾籍を喪失した時には一晩中泣き明かした、中国に未練を持っている証拠だといわれ、そんなことはしていないと蓮舫氏が反論したら、国籍を失ってなんとも思わない人間に政治家になる資格などないと言われました、どちらへ転んでも悪く言うのが今の日本人の議論なのです。

 

 民主党政権の事業仕分けの時の「2番じゃだめなんですか」との発言は、今でも、日本を1番にしたくないのは中国を1番にしたいからだと言われます、無駄な競争に巨額の予算を突っ込むのは無駄だという趣旨などは完全に無視されています。

 

 辻元清美氏も、朝鮮人だ、阪神大震災のときに反自衛隊ビラを撒いたと今でも攻撃されています。

 

 今の日本では野党議員は目立つようなことをしてはいけないのです。選挙は自民党議員の邪魔にならないように比例復活で当選して、国会では、文句しか言ってない、もうウンザリと眞鍋かをりに言われないように、目立つ発言や政府を困らせる質問はせず、超アホな大臣でも答弁できる質疑しかしなくて、採決の時には牛歩はせずにさっさと投票して、与党の国会運営に協力する、こういう生き方をする野党議員が、国民世論から叩かれずに議員として生き残って行けるのです。

 

 こういう日本の政治を囲む国民世論の現実を考えると、都知事選に出るなんていう目立つことは絶対にダメであり、蓮舫氏は地味に目立たないように議員をやって行く以外にないのです。極右が支配するところとなっている日本の政界には、片方の親が外国人の人が活躍する場などないのです。