参政党の落日 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 参政党の支持率が落ち続けています。22年の参議院選挙の全国比例の得票率は3.3%でしたか、現在の世論調査では0.5%なんて数字が出ていて、それが上向く気配も見えて来ません。極右政党が乱立している東京15区の補欠選挙の世論調査でも、参政党の候補の支持率は、日本保守党の候補の支持率に大きく差を付けられています。

 

 22年の参議院選挙のときには、多少なりともいろいろな人がいる政党という印象がありましたが、その後の党内での権力争いで神谷宗幣が反対者の排除を徹底してやった結果、神谷宗幣の1人の政党といった感じになりました。その神谷宗幣の世間的な評判が悪いのですから、支持率が上向くはずがありません。神谷宗幣の人間性に関しては次のような評判が定着しつつあります。

  • 自分のエゴ・主張を通したい
  • お金や地位を手に入れたい
  • 自分が一番になりたい(独裁政治)
  • 女遊びをしたい
  • 嘘をつく
  • 自分と意見の違う者を突き放す

 神谷宗幣は日々街頭演説で立派なことを言い続けてます。子供達の未来を守りたい、日本をより良くしたいなど…。しかしその人間の本質はこういうことなのです。

 

 22年の参議院選挙の時には、参政党は、政策はまだ決まっていない、党員の討論によってこれから決めます、投票したい党がないからみんなで投票したい党を作って行く、それが参政党ですと言って党員を集めましたが、選挙後にこの公約は守られず神谷宗幣の独裁政党になりました。神谷信者以外は投票したくない政党に変わってしまったのです。

 

 今の日本は緊急事態だ、参政党は今が一番大事なときだ、議論をしている時間などない、それが参政党で独裁権を取りに行ったときの神谷宗幣の主張でした。緊急事態に対応できる政治家は自分しかいなくて、参政党の一番大事なときを乗り切れる人材は自分しかいない、党内議論に参加する人たちはみんな無能といった、身勝手で独善的な思考法でやっているのです。

 

 神谷信者で、考えることを止めてしまって、頭脳を神谷宗幣に預けてしまっている人しか納得しない言い分であり、これでは党員もまともな人は止めるし、党員外の支持者は日本保守党あたりに移動します。

 

 神谷宗幣は、独裁を確実なものにするために、党員が神谷を辞めさせることが出来ない仕組みを作り上げてしまっています。参政党が伸びなければ神谷宗幣は、落ちた党の支持を回復出来るのは自分だけだと言って、独裁を強化する方向に奔るに違いありません。この先の参政党は、党首の個人的な信者だけが集まる、日本第一党と同じレベルの政党に後退して行きます。