共生社会と人権に関するシンポジウムに、岸田総理は下記のようなビデオメッセージを寄せられました。
【残念ながら、我が国においては、雇用や入居などの場面やインターネット上において、外国人、障害のある人、アイヌの人々、性的マイノリティの人々などが不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくありません。近年、外国にルーツを有する人々が、特定の民族や国籍等に属していることを理由として不当な差別的言動を受ける事案や、偏見等により放火や名誉毀損等の犯罪被害にまで遭う事案が発生しており、「次は自分が被害に遭うのではないか。」と、日々、恐怖を感じながら生活することを余儀なくされている方々もおられます。】
さすが敬愛する岸田総理だけのことはあります、天誅を食らった安倍晋三とは人間性が違っています、日本人の昨今の外国人に対する差別の酷さと、差別する日本人が犯罪に走っている状況も指摘しています。レイシストの高い支持を受けて長期に政権を維持してきた安倍晋三が、差別をする日本人を増長させるような言動をとり続けたのとは雲泥の差です。
ところがこのニュースを伝える記事にはこのようなことが書かれています。
【岸田首相のビデオメッセージに、国民から怒りの声「まるで日本国民がマイノリティの方に不当な差別を行なっている悪い民族であるかのような内容は日本人に対する侮辱！」
具体例を含め、このような事例がそれぞれ何件あって、どのような形で報告を受けたのかを明示してください。
川口の状況を観てください。逆ですよ。川口市民の多くの皆さんが日々恐怖を感じておられるのが実態ですよ。
日本国民に対してこの発言の撤回と謝罪を求めます。】
今の日本国民はいったいどうなっているのか、差別の現実を岸田総理に指摘されたら、日本人に対する侮辱だと居直って反省など欠片もしない。具体的な事例を示せと、総論を個別論に持って行って証明を一方的に要求するネトウヨ論法を駆使して、川口市のごく一部の人のヘイトスピーチを正当化するための嘘を事実のように言い立てる、呆れるしかない対応をしているのです。日本国民=ネトウヨ、といった時代に突入しているような気がします。
