日本から出て行け | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 過日、大逆罪だと言って来たネトウヨが今度は日本から出て行けと言ってきました。死刑だ出て行と、型通りのことしか言えない、絵に描いたような馬鹿なのですが、定型通りにこんなことを言っていれば、馬鹿でもマウントを取れるのが今のネットの世界です。

 

 日本に合法的に居住している人に、これは国籍に関係ありませんが、自分の考えと異なる意見を述べたことを理由に国外への退去を私人が求めるとしたら、国家が犯罪者を強制送還するのとは違いますから、その保有資産を本人が了解できる金額で買い取り、移住に関する費用を出し、退去先の国の永住権や仕事を斡旋する必要があります。

 

 ネットのなかで、日本から出て行けという人は大勢います、最近は実社会の中でも、あいちトリエンナーレ・表現の不自由展のように表現活動を根拠に、日本から出て行けということが言われるようになっていますが、その人たちのなかで保有資産の買い取りや、移住経費の支出や、永住権や仕事の用意をした上で、そう言っている人にお目にかかったことがありません。

 

 20年くらい前に、奈良県のお引っ越しおばさんと呼ばれる人がいました。越して来た人が気に入らないと、毎日大音響でラジカセを鳴らして、お引っ越し、お引っ越しと喚き立てました。嫌がらせを繰り返すことで、費用は相手持ちで転居させようとしていたのです。結果は逮捕されその人は有罪になりました。

 

 どうしても移ってもらいたければ、相手が納得する金額で資産を買い上げて、転居費用も負担して他所に越してもらうしかないのです。嫌がらせや恫喝で出て行かせようとすれば、犯罪になります。

 

 ところがネットのなかの人たちは、日本から出て行けと恫喝して、移住の経費も、移住先での永住権の取得も仕事を見つけることも、言われている人の負担で出て行かせようとしています。出て行けと他人に要求する者は、なにも負担する必要がない、全く持って身勝手なやり方ですが、それが罷り通ってしまうのが今の日本です。

 

 そういう人は日本が嫌いなら出て行けと言います、日本国憲法は思想信条の自由を認めていますから、好きな人でも嫌いな人でも平等に住む権利があるのですが、その当たり前なことが認められず、日本が好きな人、即ち国を愛している人には、嫌いな人、即ち反日の人を、恫喝して追い出す権利があるような歪んだ状態になって来ています。