地震の流言 | 夏炉冬扇の長袖者の尉のブログ 

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 昨日の記事のように、震災の被災者は気の毒ではあるが、自分の知らない人たちなので同情を強要されたくない、こっちは無事に助かっているのだから、予定通りに正月番組を楽しみたいなどと言えば、同じ日本人が被災して困っているのに知らない人たちなどと良く言えたものだ、この日本人の面汚しがと今の日本では罵られます。

 

 その一方で又もや下の画像のような流言を拡散している者がいます。関東大震災のときに朝鮮人による投毒や、武装蜂起はデマであり、それを報じた地方新聞の記事は、取材もしていなければ裏取りもしていない、避難民が語るデマをそのまま書き写したものに過ぎない、誤報であることも立証されているのに、それを真実として貼り付けて来て、今回の地震でも行なわれる可能性があると主張している者は、どうしてようもない人間のクズなのですが、中傷のターゲットが朝鮮人になっているとそれだけで、被災者に注意を喚起している愛国者といった評価になってしまいます。

 

 東日本大震災のときにこの種のデマが盛んに書き込まれました。被災地で朝鮮人が略奪、放火を繰り返しているとか、飲料水に毒を入れたとか、更地を占拠しているとか、中国人が土地を囲い込んでいるとかいったものでした、マスコミが現地に入ると全部嘘だと分かりました。

 

 阪神大震災は起きたときにはネットが一般化していなかったので、そのときにはこの種のデマはなくて、0年代後半くらいになって、辻元清美氏が被災地で反自衛隊ビラを撒いたとか、倒壊した朝鮮学校からハングルが付いた迫撃砲や機関銃が発見されたとかいったデマが流されました。

 

 熊本地震でも、朝鮮人が被災地に入って井戸に毒を投入しているといったデマが流されました。

 

 災害が起きる度にこの種のデマを流すことを仕事にしている者たちが確実にこの国には存在しています。