『 100パーな男 』
毎朝俺は妃良梨と吏臣を学校(と付嘱幼稚園)に車で送っていく
そこでの30分が俺にとっては非常に楽しいひと時なんだよね
「たっくん、昨日ねぇ…誰々に会ったよ」とか「学校で今日プールがあるんだぁ」とか他愛もない話なんだけど…
吏臣は毎日のようにお気に入りのミニカーだったりぬいぐるみだったりを車内に持ち込んでくる
当然幼稚園には持っていけないから「車に置いていきなさい」ってことになるんだけど…
すると「たっくん、(Carsのキャラミニカー)McQueenとMaterをお家に持って帰ってきて」とかお願いしてくる
俺の帰宅は大体20時くらい、大抵子供達は夕食中なんだけど…俺を出迎えに玄関まで元気よく「お帰り~っ」と来てくれる
ただこれだけの行為なんだけど、疲れなんか吹き飛んでしまうよね…
それから「今日の妃良梨と吏臣は(ママにとって)良い子じゃなかった」とか「タイ語のホームワークあるから手伝って」とか始まる
そこで前述の「McQueenとMater、持って帰ってきてくれた!?」と吏臣が聞いてくるわけだ
大概が適当に聞いていたので、「あっ、忘れた」って感じだったんだど…「持ってきてっていったでしょう!?」と本気で怒り出したり、場合によっては泣き出してしまうこともある
要は俺に対して吏臣は100%の感情で当たってきているんだよね、最近この事に気が付いた
しかも記憶力が良く「(3日前に)持って帰ってきてっ」と、こっちがすっかり忘れていたことでも言ってくるからね
だからこの頃は「お家に持って来てっ!!」という物は、細心の注意を払い必ず忘れずに持って帰るようにしている
だけど自分からは「持って帰ってきたぞっ」と絶対にやらない
吏臣が「持って帰ってきたぁ!?」と不安そうに聞いてくるのを待っている
そこで「ジャ~ン!!」と出してやると本当に嬉しそうな顔をする…その最高の笑顔を見たいからさ
こっちも100%で受け止めてやらないとね…
『 JacKiraRion 』
妃良梨の親友、セルビア人の Jackie family を我が家に招いて“手巻き寿司 Party”を開催しました
俺の誕生日も祝って貰っちゃったっ
いつ会っても素敵な家族…伊藤家が幼く感じてしまう
食後、Jackie と妃良梨はみんなにダンスを披露していた
“側転”を披露しようとした妃良梨の足が、偶然 Jackie に当たってしまった
そこでちょっと2人は言い合いを始めた…あぁ、当然英語ね
自分たちの部屋に籠って、しばらく喧嘩していたから様子を見に行った
そしたら妃良梨に「ちゃんと謝りたいから…2人にしてっ!!」と怒鳴られた
ちょっと引っ込み思案なところがある妃良梨(俺に似たのかなぁ(苦笑))、だから正直驚いた
新たな一面がみれたなぁ…
そして…本当に Jackie を大切に想っているんだなぁってね
いつまでも大切にしていきたいね…妃良梨っ
『 タイランド アウトロー 』
時は5月26日、Division 1 “Singh Thail Port vs PTT Rayong ”の試合観戦後PAT Stadiumからの帰り道…
試合は本当にボールも選手達もよく動く、スピーディーでエキサイティングな好ゲームであった
興奮冷め止まぬ中、車を走らせると直ぐにピックアップバンの荷台にタイ人が座っている車の後ろに付いた
そのタイ人が荷台の荷物の上に腰掛けて座っていたのであるが…これはタイでよく見かける風景
でもね…なんか柔らかそうな生き物!? あれっ、簡易的に内臓等を取り除いただけの…豚やんけ
そんな豚の死体数体の上に座るという度胸、恐ろしや~である
マジかぁ、ここ暑いタイで常温移送ですか…せめて冷蔵車使おうぜぇ(焦)
しかも血だの内臓だのはビニール袋に入れられて車のサイドに引っ掛けてあった
それだけでも“え~っ”って感じだったんだけど、
その車が食材市場、お店や屋台の人たちも食材を買い付けに来る“クロントーイ市場”へ吸い込まれて行ったのである
俺が普段屋台等で食べている豚は…あの杜撰な管理の豚なのではないか!?
それを考えただけで オェ~ッ となりそうになった
俺の義理の兄は料理の世界の人で、
タイに遊びに来た時にタイ風BBQ“ムーガタ”に連れて行って絶句されたことがある
衛生面を考えて、日本では焼く前の肉をトングで扱う事が徹底されていると思われるが、
タイは未だ自分たちの食べ箸で生肉を摘まみ、焼いてその箸を使って口に入れるスタイル
そんな彼が今回の件を知った暁には失神していまうのではないだろうか
で、写真がこれなんだけど…分かるかなぁ!?
生肉だからね、これ