これは昔の話しです。


学校をサボって麻雀に行く事になりました。


取りあえず、学校の近くで昼間っから営業してる


雀荘を探していると、古い看板を発見しました。


その店は二階だったので、狭くて暗い階段を上がります。


扉を開けると、中は薄暗く誰も居ません。


営業してないのかな?っと思っていると、


奥からお婆さんが出てきて、


「いらっしゃい。こちらへどうぞ」と案内されました。


我々は早速、麻雀を始めたのですが、


暫くして、友人Hが、隣の卓を指差して、


「あれ、何だよ?」と言います。


隣の卓上にあったのは、注射器でした。


薄暗くて気味の悪い店に注射器・・・


我々は非常に悪い想像をしました。


これは、ヤバイかも・・・


とっとと逃げる算段を整えている時、


おもむろに立ち上がった友人Sが隣の卓へ歩き出しました。


我々は、黙って彼の背中を見つめていました。


隣の卓を詮索していた友人Sが突然笑い出しました。


「な~んだよ。ビックリさせんなよなぁ。ギャハハハハ!」


彼が指差す椅子を見ると、


昆虫採集セットが置いてありました。