
こんにちは、いとう伸です。
先日、実家の三重県四日市に帰ったときのことでした。
帰省するときは、次男(11歳)をよく連れて帰ります。
実家の両親も喜ぶし
子どももいい遊びになるので、連れて行くのです。
ここで私の母を少し紹介します。
今年77才の専業主婦です。
畑が趣味で、毎日野良仕事をしています。
そのせいあってか、とにかく元気です。
毎日身体を動かしているので、
外に出ることに抵抗無く、
ガンガン野菜等を収穫しては、
段ボールに一杯詰めて送ってくれます。
趣味は狩猟採取。
潮干狩りやタケノコ狩り、その他山菜採りなど
帰省すると、イベントにはネタつきません。
今回は、潮干狩りに行こう!
ということで次男(11歳)を連れて
母と私、3人で向かいました。
・・・が、まだ時期が早かったのか
あまり貝が居ないんですね。
父から借りた、
潮干狩り用の長靴のサイズが合わなくて
足が痛くなったので、素足でやっていると
さすがに足が冷えて、ガタガタ震えながら必死で採りました。
午前9時半から11時半まで、
ほぼ無言でガリガリし続けること約2時間。
なんとか袋一杯くらいを
採り終えて、満足気味に袋を眺めていると
ふと違和感を感じました。
…
袋が軽いのです。
おかしいな・・・
いつもの重さじゃない。
そういえば、採るとき、
貝の色がおかしいな~と違和感を感じていました。
しかし、足の冷たさに気を取られて、確認することをしませんでした。
おそるおそる、貝を割ってみると・・・
ががーん!!!!!!
中身は空っぽ、貝が死んでいたのです。
まさかとおもい、
他の貝をちょっとたたいて確認すると
なんと全体の8割が、空ではありませんか!!
二時間冷たい水に素足でつかりながら
必死で採ったのに…
結局、大人二人で二時間かけて採れたのは
お茶碗一杯ほどでした。
とほほ・・・。
ガクッと肩を落としていると
母がそばに寄ってきて
「いや~楽しいな!(採るのが)少なかったから、
今から山までも行こか!!山菜あるで!」と
目をキラキラさせて言うのです。
げ・・・元気な母。
思わす笑ってしまいました。
結局その日は用事があったので山には行けませんでしたが、
母のように、毎日やりたいことがあって
創意工夫をして楽しんで生きるって
大事だなと思いました。
(もちろん、面倒臭いことも嫌なこともありますが)
単純作業でも創意工夫で楽しくなるし、
意味が無い仕事と思っていても
意識次第で大事な仕事に早変わり。
今ついている仕事が天職。
今日は何を工夫しようか?
そんな風に毎日過ごしている人と
惰性で毎日過ごしている人、
どちらが初対面・出会った瞬間に目を引くか?
答えは明確ですね。
一瞬に輝くためには、
毎日のコツコツした努力が必要です。
そんなわけで今日もしっかり目の前のことに
取り組みたいと思います。
いとう伸