それは新幹線車内での出来事でした。
出張のため、新横浜から大阪まで向かってました…。
着席して、荷物を整え、切符の点検が終わり、
さて、読書でもするかと落ち着いた頃のことです。
読書に集中していた顔をふと上げるほど、
ものすごく気になることが起こりました。
ズズズ
ビビビ
アーックっしょ!!
ピロピロ…
グリーン席には、こんな音が立て続けに鳴り響きました。
何が起こったんだ?!
まるで大合唱が始まったかのように
次々と繰り出される、おじさんたちの
生理的現象により奏でられる音楽。
私はこれを、おじさんたちの大合唱と
命名しましたが、ま~あ、とにかくうるさい。
(自分もおじさんですがw)
一番驚いたのが、
寝落ちしてても、はす向かいの人の携帯の話し声で起きてしまうほどです。
おかっしいな、ここグリーンのはずなのに・・・
人目を気にせず・・・というか、
人目の存在を完全に忘れてしまっているかのような有様です。
極めつけは、
ゲッッッッップ・・・
(食事中のあなた、ごめんなさいね)
まるで動物園です。
嫌だなあと思っていると
隣のおじさんの鼻がムズムズ。
まさか・・・くるのかくるのか?!
とびくびくしていたら案の定,ハーックしょん!
どでかい音とともにくしゃみは吐き出され…
(手も当てずに!(驚))
思わず目を疑ってしまった。
おそるおそる横目でちらりと確認。
鼻の下には、キラキラ光るなにかが
張り付いているではありませんか!
(せめてふいてくれ!)
ひえ~!!!!恐ろしいっ!
私は思わず目を閉じ、
必死にあることを考えていました…。
『もったいないよな…』
よくよく見ると、
皆様わりとかっこいい。
服や格好にも気を使っていて、
おしゃれなのです!
バリバリと働いて年を重ねられたんだろうな、と
貫禄すらある。
しかし…何故、この場であんな大きな音を出して平気でいられるのか?
マナーとか道徳とか説く気はさらさらないのですが、
これはあまりにもったいない。
…これでは、売れるものも売れません。
彼らに欠けているものはズバリ、
『客観的視点』です。
ビジネスでは、
こちらがどうしたいか?
よりも
相手はどう思うか?見えるか?が大事ですね。
・人は見た目が9割
・初対面の印象が後々の印象を決める
などと言われますが、まさに
一瞬で『つかみ』が出来ていないと、
その後何を言っても最初の印象に引きずられます。
価格とかスペックとか、
全く関係ないところでお客さんは逃げているかもしれません。
客観的視点を忘れないコツは、
とってもカンタンで、
鏡を見る、友人知人に意見をもらう、です。
※この際、嫌な事をずばっと言ってくれる人を
選ぶのが大事で、耳障りの良い事だけ言われていても進化しません。
出来れば先入観無しでアナタの事を見てくれる人が最適ですね。
私も、鼻毛が出ていないか
都度スタッフに確認してもらっています。
(なぜなら、私は鼻が高め=鼻の穴が縦に長いので、
鏡をいくら見ても角度によって見落としの危険性があるためです)
客観的に自分の身だしなみを整えている、
アナタなら大丈夫だと思いますが、
お互い気を抜かず、鏡を持ち歩いて、
チェックするようにしましょう。
それでは、またメールしますね。
いとう伸
PS
客観的視点を強化し、一瞬でつかめる人になりたいアナタへ。
『5感で相手の心をつかんで離さない超営業術!』いとう伸著
⇒ http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4046539127/humanb2013-22/ref=nosim