見たいものを見る | 『いとう伸』のオフィシャルブログ

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講演家・営業経営コンサルタント、いとう伸。
講演家としては異例の口コミと紹介で年間公演数160回超☆☆☆
著書『つかみ一秒、あと楽勝!』『一夜漬け、伝わる!プレゼン』TV出演、「スター☆ドラフト会議」、「ありえへん∞世界(特別講義)」他プレス多数。

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見たいものを、見ている。
見るものは選べる。

 BY いとう 伸

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人は見たいものを見る。
よく言われることだ。
同じ現象を目の当たりにしていても
見方によってとらえ方が違う。
だからいろいろな現象をポジティブにとらえよう!
そちらのほうが人生楽しいではないか。

そいういう提言が多くみられる。

半分、賛成。
しかしニュアンスに多少違和感が残る。

時には辛辣な現実や助言に対して
否が応でも自分と向き合い、
自分のいやな部分を認めざるを得ないときがある。
また、認めるということは見つめるということ。

この、『見つめる』『目を向ける』『焦点を合わせる』
今までにない価値観で『見つめ』直してみた時に
愕然とする。なんと自分は繰り返してきたのか。

だって今までその部分には触れなかったわけだから。
考えなくてよかったのだ。

しかしあるきっかけで、見つめるときは非常に痛みを伴う。
そのどろっとしたとらえどころのないカタマリに
目を向ける。

そのある一定の時間はポジティブにどころか、
沼にはまって抜け出せない感覚だ。
水より粘度の高い沼。その中で必死にもがいている。

が。

抜け出た時には
まったく違う世界が広がっている。
昨日まで本当に自分は同じ地球の上にいたのだろうか?
というくらい心晴れやかに軽やかになる瞬間が待っている。

今、沼の中を走っているとしたら、
もう少し。
走り続ける限り、
やがてサラサラな水になり蒸発する。

今日、外に出て暑いなと思いながらも
眺める景色があると思う。

視界に飛び込んでくるのは、
空・ビル(?)・道・人…
いろいろ「視界」には入るだろう。
しかし、貴方は何を見る?

何に焦点を合わせどう感じるだろうか。
これだけ広い視野の中でさえ、
見るもの・焦点を合わすものは選べる。

合わせるのは、自分なのだ。

見たいものは、自分で選べる。