過食は相変わらず。
毎日食べるのがとめられない。
何でも食べてしまう。

あれだけこつこつと頑張ってきた受験勉強も、どうでもよくなっていた。
痩せなければなにもはじまらない。
とりあえず痩せて元の体重に戻せば、受験の頭に切り替えられるし、また三学期から学校を楽しむこともできる。
わたしの頭はまた少しずつ痩せようとは思えず、断食しかなかったのだ。
断食について沢山調べた。
一週間何も食べなければ43キロに戻せるはずだ。
とりあえずとりあえず戻すんだ。
今しかないんだ。
断食なんて、本当に間違っているし、おかしな考えだったと今は勿論思えるが、この時は支配されていた。
部屋に、
痩せろ!
今しかない!
でぶ!
食うな!
など書いた紙を壁が見えなくなるくらい一面に貼った。
そんなことをしても無駄だ。
わたしは53キロになった。

たった1ヶ月半ほどで10キロも太った。
もう、駄目だ。
自分の姿が見れない。
現実を受け入れられない。
体に触れられない。
醜い。醜い。それしかない。
人前に出たくない。
正月を一人きりで過ごしたのは初めてだった。
ただただ食べて、そのあとなんとかしようと薬局に行ったが元旦だったため開いていなかったのを覚えている。
下剤でも買おうとしたのか、それともやけになってたばこか酒でも買おうとしたのか、自分でもよく分からなかった。

食べてしまうことで悩んでいた。
一人で、ずっと。
悩んだ。辛い。
けど、
こんなこと、
話しても理解されないでしょ?
どんどん太るの。
食べたくないの。
でもいうことを聞かなくて、
どうしていいかわからないの。
助けてほしい。
食べたくないの。
なんでなんだろう。
分からない。
辛いよ


ただただ一人抱え込んでいた。