わたしは、なんとか心を安定させようと思い、受験勉強は一旦置いといて、早起きをして散歩をしたり、三食しっかり食べて、のんびりと過ごす。
やろうと思えば、過食をせずに過ごせるように思えた。
心が安定しているときなら、普通の食欲でいられる。
しかし、それも長くは続かない。
過食をしてしまう日が、少しずつ出てきた。
気持ちを頑張って切り替えても、また過食をして落ち込む。
わたしは体重への考えを根本的に変えようとした。
体重なんて、気にしなくていい。
人それぞれだし、どれも個性だし、健康体だったら何キロでもいい。
太っていたって、可愛い人や輝いてる人は沢山いる。
ありのままのわたしでも、受け入れてくれる人はいる。
だから、太ったって、いいんだ!
楽しく過ごしたい!
これは全て真実だ。
しかし、わたしの中にできてしまっている[体重]というものは手強い。
太ったわたしは、生きていられない。
脳にも、からだにも、それが染み込んでしまっていた。
体重のせいで、わたしは心を病んだ。
鬱になる。
ひたすら、泣いていた。
体重は60キロまでいった。
心がもう、限界だった。
何をしているときも、ぴりぴりとした緊張感。
ここに存在している苦しさ。
自分でもどうしてなのか分からないし、どうしていいのか分からない。
こんなことを繰り返すなら、死にたいと、心の底から思った。
生きづらい世界。
病院への診察で先生と話すのが待ち遠しかった。
本当に苦しいとき、根本的に解決をしてくれるのは、精神科医しかいない。
そしてまちにまった病院の日。
わたしは、今の辛さと苦しみを全て話した。
しかし…
先生は、[じゃあ、また2ヶ月後に来てくださいね]
と言って、診察は終わりとなった。
薬の変更も、無かった。
落胆した。
このひとは、治してくれない。
この病院へ来たとき、わたしは先生が[あなたは薬で治る摂食障害です]と言ってくれたことが忘れられなかった。
初めて治ると言われたことが、本当に、嬉しかった。
希望が見えた。
でも…
この病院に通い続けても、わたしは、何も変わらない。
お金の無駄だし、むしろこんな落胆してしまうくらいなら、自分にとってマイナスだ。
わたしはこの日を境に、病院へ通うのを辞めた。