わたしは、元気を取り戻していく。

病院に頼らず、一切外からの刺激をうけず、自分ととことん向き合えて、家族や仲のいい親戚とだけ話をする日々。

心が、段々と、安定していく。

普通に、戻っていく。

わたしは、新たなチャレンジを始めた。

と、いっても、大したことではない。

何か資格をとろうと思った。
いい資格でなくていい。
役にたたなくたっていい。
ただ、履歴書に、書ければいい。

わたしは小さい頃から、
トリマーになりたかった。

犬が好きで、犬を売るお仕事も魅力的ではあったが、それ以上に、犬をトリミングすることが、楽しそうだと思っていた。
いつもホームセンターの窓ガラスに張り付いて、トリマーを眺めている子供だった。


犬が好きなのは今も変わらない。
仕事を探すなら、犬に関係する仕事が良かった。

犬に関する資格は沢山あるが、試験会場に試験をうけにいかなくてはいけない。
それは、駄目だ。
試験会場へいくことは今はできない。
それが億劫で、勉強できないかもしれない。


そこでわたしは、家にいたきりでできて、郵送で月々の課題を送ればとれるペットの資格をとることにした。

お金を払えば誰でもとれる、何の役にもたたない資格だ。

それでも、わたしにしては未来を前向きに考えた結果で、大きな進歩だった。

わたしは、毎日一時間ほど、こつこつと勉強した。
ただ課題をおくるだけでなく、お金を払うぶん、少しでも身にしたくてしっかりとテキストを読み込み勉強をした。

このときのわたしの生活は、中々良いものだった。

昼12時起床。これは、遅い。(笑)
母と食事をして、テレビをみたりする。

そのあとは歯磨きをしながら、今日何をしようか考えて、お菓子作りをしたり、部屋やトイレ、お風呂の掃除をした。
飼っているチワワを庭で遊ばせる時間もある。

夕方になると洗濯物をとりこんで畳む。

そのあと、夕食作り。

夕食をすませたら片付けをして、お風呂。

深夜の2時から3時半までを、資格の勉強の時間にした。そして、就寝。

生活リズムができていた。
気ままなものだ。
主に、家事をして過ごしていた。
家事をするだけで、家族からは感謝されて、とくにこの時のわたしに関して口を出されることはなかった。


でも、

虚しさが、ずっとあった。


このままでいていいわけがない。

外へ、出たい。

出掛けたい。

でも、駄目。

また過食が始まり、鬱になるだけ。

わたしはこのままでいなくてはいけない。
少しでも、家族の役に立てるのなら、このままでいたい。





わたしは、体重をずっとはかっていなかった。
はかるのを、辞めた。



この時のわたしは、間食をしなかった。
痩せていた。

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12月です🎄🎅🎁✨
一年は、早いですね。
わたしは専門学校を卒業し、それと同時に二年半勤めていたバイトを辞めました。

そこの店長のことが、大好きでした。

辞める際、手紙を渡しました。
その手紙に、摂食障害だったこと、それが原因で鬱になり、長い間ひきこもっていたことを書きました。
そこから救ってくれて、本当に有り難うと、伝えたくて…。


店長は、その手紙を何回も読んで、泣いてくれたみたいで、その手紙を宝物にすると、言ってくれました。

わたしの気持ちを受け取ってくれたこと、嬉しかったです。

心の病を、なんだそんなことかって思う人もいるし、ただ弱いだけだと言う人もいる、関わるのをよそうと思う人だっていると思う。



でも、ま、



結構みんな、あったかいです。