11月はもう寒い。
そんな中、当時付き合っていた彼氏といっしょに下校をする約束をしていたわたしは、凍えながら待ち合わせ場所に立っていた。

待っても待っても、来なかった。
たかだかまだ2ヶ月も付き合っていない彼氏だったが、わたしはその人のことが何故か大好きで、いっしょに帰りたくてしょうがない。
一時間ほど待っていた。
それでも来ないので彼氏の下駄箱を覗いてみると、靴が無かった。
もう帰ったんだ。


なんでだろう
どうしてだろう


そのあとも、またここに来てくれるかもと思って少し待ったが来なかったので、一人で家に帰った。


もやもやした気持ち。
わたしは、友達からもらったチョコレートを一粒、何も思わず食べた。
普段ならこんな間食あり得ないことだった。


もっと食べたい。


そこから、ありとあらゆるものを食べた。
家にあったパンやアイス、お菓子…
どれくらい食べたのだろう。
体が求めている。
そう感じた。
からだに、どんどん吸い込まれている。
今までそんなに足りなかったの?
からだが求めて吸い込んで。
そのくりかえし。
夕食も、ごっそりと食べてしまった。

体重は、増えなかった。


多分、必要な栄養だったんだと思う。

たまに沢山食べる日があった方が痩せやすい体になるというし、わたしはまあいっかと思っていた。


夜、彼氏から学校を体調不良で早退していたとメールがきた。



この日がわたしの
初めての過食だった。