晴耕雨読☆ -48ページ目

晴耕雨読☆

乳がん闘病日記。
遺伝性の異時性両側乳がんです。

それからの私は…
仕事も、そして写真展の準備も忙しくて、現実逃避してました。
その傍ら、日々の景色を目に焼き付けておこうと必死になったり、自分が死んだあと、家族が大変にならないよう様々な手続きなどのことを考えていました。

といいつつ。 今を生きるのに必死で、自分が近い将来死ぬかもしれないという事は、たまに思い出す程度でした。

しかし、そうしながらも段々と、死への覚悟が固まっていきました…
身体が自由に効くギリギリまで仕事して、旅行して、美味しいものを食べたり飲んだりして、楽しく過ごそう。 
で、いざとなったら痛みだけコントロールしてもらうという予定でいました。
シコリを自覚したその日から…
何度となく、触れて確認しては。
多分これは悪いものだろうと思っていました。
そしてちょうどその頃、北斗晶さんや小林麻央さんが乳癌だということで、ワイドショーで乳癌についての特集が沢山放映されていました。
それを見れば見るほど、やはりわたしのは悪性だなと確信しつつ。
でも、もしかしたら良性かもと思ってみたり、やはり悪性だと思ったりと心は揺れ。
でも、どうなってもいいや、いずれ人は遅かれ早かれ死ぬのだから。
ちょっと早めにその日が来るだけだ、とちょびっと悲しく思いつつも、覚悟を少しづつしていったのでした。
これから、私の乳癌が発覚してから、なぜ治療しようと思ったかなど、色々書いていこうかなと思います。

ある春の日、その日はたしかオリンパスの撮影会の日。
いつも出かける日の朝にシャワーを浴びる私は、この日もシャワーを浴びていました。
身体を洗っている時。ふと胸の下を洗っていて、あれ?と…
なんか左胸の下にゴリっとした硬さを感じました。
瞬間、やっちゃった…と思いました。
母親が、乳癌を患っていたので、時折自己チェックするようにはしていたのですが…
シコリを感じた時に。瞬間にヤバイことになったという事はなんか解っていました。

撮影会の場所に向かう電車の中でみた景色は、いつもよりキラキラしていて、こんな景色も今年かぎりで見られなくなるのかもなあ〜と少し切ない思いで眺めていました。