思いがけない出来事というのが、たまには起こるものです。
いい事でも、よくない事でも、なんとなく予感があります。
一昨日、秋晴れの午前中に、上機嫌で洗濯機を回したら、
洗い終わった洗濯物の中から、白くて長いコードが出てきました。
何だかコツコツという変な音がするなあ~。
何だろうな、とは思っていたけど、
まさか、まさか、・・・ね?
白いコードを引っ張ってみたら、いつも音楽聴くのに使ってるウォークマンが出てきました。
完全に水没して、洗剤でもみくちゃに洗われ、さらに激しい脱水を潜り抜けた、愛用のウォークマン。
見た目は新品のようにピカピカ。
予想外の事態にビックリして、すぐさま電源を入れてみたけど、画面には何も表示されず・・・・。
ああ、私のウォークマンがご臨終・・・。
嘘でしょ?嘘だといってよ。
1時間前の自分を呪いながら、ネットで「ウォークマン 洗濯 修理」と検索。
すると、さらに奈落の底に落とされるような恐ろしい事実が。
『水没した場合、すぐに電源をつけると、水滴がついているのでショートしてさらに状況が悪くなることがあります。まずは乾燥するのを待ちましょう』
えーっ!!!電源、さっき入れたし!
ボタンをポチポチ押しちゃったし!
しかも、充電足りないかと思って、充電コードにまで接続しちゃったよ。
もちろん、充電しても画面は真っ暗。うんともすんとも言わず。
乾燥・・・そうか、乾燥ね。まあやってみるよ。
めったに使わないドライバーを使って、機器を分解。
カバーを取り外すと、いい感じに水滴がついていたので、ティッシュで拭いて、ドライヤーで冷風を当ててみる。
これって乾燥してるの?風通しはいいよね!
良くわからないけど、いけそうな気がしてきた。これ、きっと大丈夫だよ!
ひとしきり冷風を当てたあとに、カバーを閉じて電源スイッチON!
・・・・
うん、やっぱり画面真っ暗。
水没させた私が悪かったです。ごめんなさい、今までありがとうウォークマン。
しかし諦めきれず、もう一度分解して机に置き、呆然と眺めるわたし。
形のあるものはいつか無くなったり、壊れたりするとは、分かっていた。
分かっていたはずだけれど、
こんなに唐突だなんて。
いいお天気でドライブ日和なのに、家で動かないウォークマン眺めて感傷に浸ってても、なーんにもいいことないよな。
気を取り直して、秋のドライブをしに外出。
いいお天気で、風も気持ちよくって、
日が暮れたころに、すっかりウォークマン洗濯事件を忘れて帰宅しました。
机の上に放置していた分解されたままのウォークマンを組み立てて、
どうせつかないでしょ・・・とボタンを押すと・・・
え、嘘? ついたー!!!
おかげさまで、大好きな二階堂和美さんの曲がまた聴ける。しあわせ。
なんで復活したかも謎だけど、今回の教訓。
洗濯機で電子機器を水没した場合は、
① 電源は入れない
② 分解して水滴を拭く&ドライヤー冷風で乾燥
③ 水没させたことは忘れて、そっとしておく
みなさまも、大切なもの(特に電子機器)を水没させちゃったら、試してみてね。
以上、いとぽんの、本当にあった怖い話でした。