寝ても覚めても執筆している。むしろ寝てない。

 

 ダーーー。読む。置き換える。変換。ワーーーーー。一人称チェック。表記ゆれチェック。改行。バーーーーーーーーー。

 ずうっと。ずうーーーーーーーーーーーーっとやってる。

 ヒヒ……ヒヒヒ……。こうしている間にも書きたいことだけ重なっていくよ。

 え?これを何……?縦書きPDFにして……電子にして……チェックして……口座と紐づけて……表紙を他の人に頼むって……?

 ハヘ……アヘヘヘ……!!

 一人でやることかこれが???やることだよ……。

 人に見出してもらう価値すら無い時点で……形にするだけ無駄なんだよこんなもんは……。

 こういうことしてると、なんか。専門学校に行ってたときの講師の先生の言葉が、強烈に残ってるんですよね。

「私だって二十歳のころにはもう業界で仕事してたんだよ」。

「ちゃんとやってればすぐに仕事になる筈」。

「あなたたちは二十歳の私に負けてるんだよ」。

 

 例え鼓舞する為の嘘だったとしてもそれがいつまでも棘になってて抜けない。

 家族が言います。

「売れる作品が良いものであって、売れない作品は駄作」。

「それってお金にならないの?」。

 作業自体は楽しいです。夢中になってやってます。自分で選択した時間です。

 ただいつもふとした時、そういう、心の奥底でずっと膿んでる傷みたいなのが、開いてくるんですよね。

 だから、要は、「見向きもされないモノには結局価値が無い」って話なんです。

 それもこれも、一人でやることにこだわっている私のせいです。ははは。誰も、ホームレスに手を差し伸べないのと同じです。

 みんな思うんでしょう。

 取り残されているのには理由がある筈だ。と。

 別に、価値の為にやっていることでもないですし。いいんですけどね。常に無力感はありますという話です。

 私の日常は、何かひとつイベントが無ければ、ほとんどの時間がこういった鬱屈した感情とともに流れていきます。無駄ですね。浪費に他なりません。

 

 ドキドキ文芸部というゲームがあります。

 

 

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 このゲームに登場する主人公の幼馴染・サヨリ重度のうつ病を患っていて、ことあるごとに、「誰かが一生懸命に生きたかった時間を、私が無駄に生きている」というような台詞を口にします。

 私がプレイしたのはまだsteam版だけで配信されていた頃で、メンタルもそこまで落ち込んでいなかったので、サヨリのそういった自己拡大的なバイアス思考に対し、「なんて自意識過剰なんだ」「自分が何かに影響をもたらしているなんて思うのは烏滸がましく、傲慢だ」と、※さよ教のこよりみたいな気持ちで見ていました。

 何なら欝や適応障害で苦しむ友人にさえ、僅かにそう感じていました。

 (※…R18PCゲーム『さよならを教えて』に登場するヒロイン。欝で統合失調症、解離性人格障害を患う自己肯定感底辺の主人公に対し、「その卑屈さは傲慢ですらありますよ」と苦言を呈するシーンがある。最もこよりも主人公の分裂存在のようなもので、これも所謂自罰的な意図がある。)

 最近になって、サヨリや友人の気持ちが分かります。それとも、彼女たちを知ってしまったから同じ感情を抱くようになってしまったのか。

 人の感情は奇妙なシンクロニシティを起こすことがあります。自分の表層意識に記憶されていなくても、無意識化のデータベースには必ず記録が残ります。

 だから、私は、はじめ、誰かを不快にしようと思って、文章を書きだしたのを覚えています。

 世界中が憎くて憎くてたまらなくて、死にたくて、友人にお別れのLINEをしながら、でも、せめて自分を苦しめた人間たち(この場合はアーカードが言う人間みたいなものです)少しでも私の悪意に触れて不快な気持ちになれば良いと、そう強く思ったのを覚えています。

 なんだか今日も支離滅裂ですが、奇しくも初志に還ってくることが出来ました。

 私は孤独、というか、家族や二十年以上付き合いのある友人すら信用していない(私がそう感じているという訳ではなく自分の行動を顧みた時の思考パターンから導き出した結論です)ので、自分の言葉を遺す場所を持っていません。でした。このブログを始めるまでは。

 やっぱりこうして文章にして書き起こすことには意味があると思います。

 毎日楽しいことばかりじゃなくて、大丈夫かなと思いますが、そういうくだらない懸念が私の首を絞め続けているので、ウンコ報告だろうと、発作報告だろうと、ここではバンバン発信していきたいと思います。

 

 

 

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いとぷ