資本主義の未来~the trial answer の四回目です。
今回こそ、富の源泉が「資本」から、「知識」に移行しつつある、という話です。
分かる人が読めば、「まあ、よくある話だよね」で終わりで、以下は蛇足です。
資本主義の基本は、お金を借りて、事業を立ち上げ、物とサービスを売って、売るだけでなくて、買ってもらって、お金をいただいて、銀行にお金を返すこと。
もし、物とサービスが売れなかったら、倒産してしまう、銀行はお金が返ってこない、だから、担保をとる、担保がない企業には貸し出しを行わない、だから資本主義は行きずまっていきます。
本来であれば、担保がなくても将来性のあるところに貸し出しをするのが銀行のミッションですが、その企業が成功するか、しないかは、銀行には判断できません。
その企業に行なう融資は、投資なのか、投機なのか。
これを判断するためには、インスピレーションが必要です。
そして、企業家は新しい製品、サービスを開発するために、創造的な頭脳を要求されます。
話は変わりますが、チェーン展開している日高屋という飲食店は、創業者の会長が新しくどこに店舗を立ち上げるかを判断しています。
勘ピューターで判断されているそうです。
ただ、勘とはいっても言語化できない膨大な経験が背景となった勘は、勘であって勘でない部分があります。
そういった勘が融資にも必要だと思いますが、金融も唯物論化していて、なかなかこういった勘を認めてくれません。
ただ、資本主義の未来はそういった勘、インスピレーションが開いていきます。
ですので、新しい資本主義は、インスピレーション、創造性、勘といったものが価値をもつ、資本主義なのです。
ただ、勘とかインスピレーションというと、適当な感じがするので、「知識」という、それっぽい言葉を使う人が多いです。
以上が資本主義の未来に対する私の trial answer でした。
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