【1〜109まで、骨髄移植病院での入院でのアレコレアップしています。110〜は、もっとさかのぼって、病気になったころからのエピソードとなります。一度アメンバー限定ブログにあげたのをリメイクしています】
7月26日(水) 29日目 快晴 暑い
6:00am 起床
洗面、歯ブラシ。朝っていいなー。
朝は、なんか快調です。
レセプト日割りする。
8:00am
朝食 パン2個、黄桃、チーズ
8:30am
S木Dr.回診。
今日、外出できないかなーと一応きいてみる。
本当は、今日は採血してないし、わからないけど、なんとかお願いしてOKもらうー!!
2、3時間でいいです、できれば夜までー。
無理だったら帰ってきます!
おねがいしまーす!という感じで。
S木先生も困っちゃうけど、すみません、わがまま言ってー。
この間から、おとうさんに焼肉の話ばかり聞かされて、食べたくて食べたくて、たまらないー。
今日は、焼肉たべるゾ‼︎
もしそれで、なにかあっても、わたしは満足だよ。
一度ゆっくり食べたいのだ‼︎
シンもいないし、いつもシンといたら、立ったり座ったりして、ゆっくり食べれなかったし。
今日は、おとうさんと二人でゆっくりとー。
楽しみー!
S木先生は大好きー。
いつも忙しそうで、こわそうで、話しかけにくい感じなのだけどー。
今日みたいに、雑談したり、色々なんでも知ってらっしゃるし、尊敬できて、先生と話すととてもリラックスできる感じー。
最後は、日本の経済とか、国家のしくみとかに発展しちゃって、オウムのこととかもしゃべって、楽しかったー。
9:00am 点滴 グラン300mg
10:00am終了
10:30am えみちゃんに電話。
「気いつけやー。あかんで焼肉なんかー」
ありがとう、心配してくれて。
お父さんに早速電話。
「焼肉たべたいよー。」
はやくお昼終わるの、待ち遠しいよー。
やきにく、やきにく、ホルモン、やきにくー‼︎
おとうさんのせいやねー。
まるで麻原の洗脳みたいに、焼肉のことばかり話すんだものー。
今日 「ひろちゃん」開いてますように。
あー待ち遠しいー。
12:00pm〈お昼〉
皿うどんと、杏仁豆腐。美味しかった!
早くおとうさん来ないかなー。
1:30pm
おとうさんくるー。
やったあー。
とりあえず今日は、となりのベッドのO田のおばあちゃん、が今週中に退院となるということで、プレゼントを買いにでかけたかったので、ラヴィーレに行くー。
がま口と、ハンカチ買う。
3:30pm
自宅に着く。
おとうさん、少しぐったりー。
洗濯物する。
体調はよくない。
フラフラする。
ひとりで立ってるのは辛い。
ラヴィーレでちょっと疲れてしまった。
6:00pm
焼肉屋、屋台村のごひいきの、「ひろちゃん 」に向かうー。
ここのお店でないとイヤ‼︎
という位、美味しい。
夢にまで見た。
三国まで車で行き、商店街を白いマスクをして、長袖着て、フラフラ、おとうさんに手をつないでもらってー。
いろんな視線を感じながらー。
屋台村にたどり着く。
「 ごめんね、今日はお休みです 」
ああ!‼︎
なんたる無情‼︎
ボーゼンとなって、ヘナヘナとベンチにすわって、動けなくなるほどショックでした。
「もし閉まってたら…。」のことを考えてはいたけど、本当に閉まってるなんてー。
ちがう焼肉屋さん探そうとなって、渋々、マンション近くの焼肉屋さんに行った。
まあ、ふつうのあっさり風の焼肉。
とりあえず、満腹になったしー。
ビビンバも食べたし、いいっかー。
ビビンバ食べてる最中に、電話があり、電話の向こうでみんなが困っているー。
シンが、なんか気に入らないことがあって、だだをこねている。
「ママに電話かわるよ」とばあちゃんが言っても、
「かわらない!かわらない!かわらない!」
と大声で泣いてる…。
なんなのだろう。
ほんとにすぐに行ってやりたいけど…。
それより、手こずってる周りの人が気の毒で…。
9:00pm
ぎりぎり門限に間に合うー。焼肉の匂いぷんぷんさせてー。
ひょっとして、食いしん坊のシンは、なにかを察したのかなー。
虫のしらせで、ママが焼肉たべちゃって、自分がおいてけぼりになってると。
それにしても、身内ならでは。
あの、2歳児の面倒見るの、ワタシ以外でみることができるの、身内だけだと。
ホントにいっぱい迷惑かけましたが。
わたしが元気になってから、色々思い出話に花が咲きます。
シンは、熱性けいれんをよくおこしていて。
熱が急激に上がる際に、けいれんを起こします。
ある日、保育園から帰ってきて、玄関あがってバタンと倒れ。
意識がなく、けいれんを起こしている。
今までそんなのみたことない、主人の実家のみんなは、おおあわて。
じいちゃん
「死んでまう!死んでまう!早く救急車!」
主人の妹のたみちゃんが119番に電話をかける。
あわてすぎて、ダイヤル式の電話が、全然回せない!
なんとか、かかりつけの、近所の小児科に連れていって…。
というくだりは、毎年みんなが集まるたびに、笑いながら話す定番の話。
ハハハ。
ほかにも色々、シンはみんなにインパクトを残して、おかげで、絆も深まったようでした。
アイツは一切、記憶にないけども。
当時は、自分がなにもシンにしてやれず、辛かったけども。
温かい身内のみんなには、感謝してもしきれません。
次回
「171 いろいろありすぎて、哲学者になった自分」
来週金曜日更新予定です。
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