【1〜109まで、骨髄移植病院での入院でのアレコレアップしています。110〜は、もっとさかのぼって、病気になったころからのエピソードとなります。一度アメンバー限定ブログにあげたのをリメイクしています】

 



7月20日続き

-入院前の回想をしているようす-


入院前の10日前、ひどい風邪をひいた。

 

39℃の熱がでた。

そしてなかなか下がらず、ほとんどなにも食べれなかった。

 

そしてその風邪と同時に、生理になった。

ひどい生理でまるで、破水したように。

 

「いつもとちがうぞー。」

 

と思ったけど、それが10日くらい続いた。

 

しかも、風邪をひいて3日目くらいに、シンも風邪をひいた。

やはり38℃以上の熱が出て、けいれんおこしかけたりもした。

 

夜中じゅう、泣いて泣いて…。

だから、自分の体どころではなかったし、こっちは食べてないし、寝てないし、ひどい貧血状態で。

 

ひどい頭痛がして、ふらふらー。

 

シンは咳がひどくなり、とりあえず小児科へ連れていこうと。

 

そして、わたしも自分の体の異常に気づいてきて、親子いっしょに受診できるろころを、ママ友のMさんに聞いて、S木小児クリニックに行った。

 

私自身は、なんとなく重病なんじゃないかなーと思っていて。

入院しなきゃなんないじゃないかなーという予感はしていたけれど。

 

大きな病院となると、こども連れて受診は大変だし…。

ましてや、シンが病気では…。

 

とりあえず、S木小児クリニック。

親子で診てもらった。

 

シンは気管支炎になっていて、肺がジャミジャミいっている。

 

吸入する。

 

私のほうは、症状をあれこれきいて、先生は

「これは、内科に行ったほうがいい」とおっしゃった。

 

「とりあえず、血液検査をすれば、白黒はっきりしますでしょー。」とわたしが言って。

 

検査をしてもらおうかとすると、小児科ではこんなことはめったにないため、検査用の容器の種類が足りないらしい。

 

次の日、早速手配してもらう。

 

次の日の朝また行って、11:00ごろ、検査してもらい。

 

「わたしの主人は内科医で、きのう相談したら、やはりちゃんと内科に行ったほうがいいと、いわれました。」

 

とS木奥様先生ー。

 

「とにかく、緊急で検査にだしておくから、電話で結果いいますからー。」

 

なんか、たいそうになってるなあー。

 

でも、しんちゃん気管支炎だし…。

私の体よりも、しんちゃん、早く治ってほしい…。

 

などと、それでものん気なことを思っていたー。

 

その日は、ぐったり疲れて、いつもはシンを寝かせてから、台所の片づけものをするのだけど。


ねかしつけに、くたびれてしまって、1:00㏂ごろ、寝入ってしまった。

 

翌朝、早速、S木奥様先生より電話があって。

 

「こじまさん、大変よ!すぐ。入院のしたくをしてください!」

 

「今、あちこち病院をあたっていますから、また電話しますから!」

 

「へ?あ、やっぱり、そんなに悪いんですか?」

 

それより、きのうの台所のかたづけをしなくてはー。

 

色々、その辺散らかっているし。

掃除機もかけたいし…。

 

とバタバタして。

 

まーさんに電話して。

おとうさんに電話して。

 

先生からまた連絡

「S田市民病院のベッド、とってあるから、すぐに行ってください!」

 

「あ、はい、でも今日11:30から、歯医者がー。」

 

「何をいってるの!歯医者にいったら、血がとまらなくなって、死ぬわよー!」

と先生。

 

物静かな先生が、かなりあわててるー。

 

そしてバタバタと支度をしていると、S田市民病院のS木先生(あとでこのかたが、小児クリニックの先生のご主人だとわかった)

 

から電話。

 

「何時ごろ、こられますか?あなたは、再生不良性貧血の疑いがあります。

こちらからこんな風に患者さんに電話をすることはないのですが、輸血の手配がありますので、とにかく早くきてください。」

 

とのことー。

 

なんか、あわててしまってー。





そうだ、歯医者さん、この前もキャンセルしたし、8万円のセラミックの歯、やっとつけれるのだけど。

当分、治療できないしー。

 

迷惑かけてはいけないので、お金払っておこうー。

 

Mさん(ママ友)にも電話いれてー。

入院の支度をしてー。

 

まーさん到着。

 

びっくりした様子。

 

しんちゃんのこと、こういう時に預かってくれる施設があるらしい。

 

母子手帳に書いてたっけ。

 

母子手帳すぐにみつからずー。

区役所に電話。

 

なんとかうまく手配を済ませて、今日一日は、まーさんに、シンを預かってもらって。

とりあえず、ひと安心ー。

 

ママ友Mさんも、びっくりしてかけつけてくれた。

 

「きのう生協でいっしょに普通にしてたのにー。」

 

みんながびっくり。

本人はうすうす、わかっていたけど、こんなに重大になるとはー。

 

まあ、とりあえず、1週間くらい検査入院だろうかー、と思っていた。

 

病院に着いて、色々検査をし、病室に入れられ、なんかたいそうな病室で、面会謝絶となり。

 

おとうさんと、まーさんとしんちゃんは、預ける施設のことで区役所に行かねばならず。

 

そのあと、おとうさん帰ってきてー。

あとのことはよく覚えていない…。

 

しばらくここから出れなかったら、家のことが気になる。

洗濯とか。

あと、レセプトとかー。

 

突然、おなわになって、収監されたようにー。

 

もう自分の意思で身動きできないのかー。



 

急な入院って、ホント、大変でした。

 

もう、段取りも何も出来ずー。

 

幸い、白血球の薬が効いて、感染症の心配がなくなって、また外出の許可がおりたけど。

 

洗濯ものも、そのままだったり。

 

ダンナが、何もできない人だし、ほんと困った。

 

いざとなったら、頼りになる夫なのか、試される。


普段は、目をつぶるから、こういう時は、頼りになるとこ見せようよ。


…というのは、幻想ですね。


普段から、せめて、自分の身の回りのことはできるように、なっといてもらわないと、なりませんね。


次回「160 生まれて初めての入院はお産でした」

来週、金曜日更新予定です。

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