【1〜109まで、骨髄移植病院での入院でのアレコレアップしています。110〜は、もっとさかのぼって、病気になったころからのエピソードとなります。一度アメンバー限定ブログにあげたのをリメイクしています】

 


 
前回、タクシーでシンとふたりで、実家から病院に戻って…。

あとで、姉が迎えに来て、シンを連れて行ってもらうことになってる。

それで、つかの間の親子の時間を病室で過ごし…。
 
やがて姉が、来てくれた。
 
シンを迎えに。
 
私は、お昼ごはんを、シンにほとんど食べられてしまってた。
 
シンは、姉がきたということは、どういうことかわかってる。
 
タクシーの中で、さんざん言って聞かせてあったから…。
 

 
「 なんか買ってきてあげよーか 」とえみちゃん。
 
サンドイッチなどを買ってきてもらう。
 
でも、しんちゃんがちゃんと、なんでも食べたら、本当に、私自身のことはどうでもよくなってしまうー。
 
シン、えみちゃんが話しかけても答えない。
 
目を合わそうとしない。
 
横目でみるー。
 
ママと離れて行かなきゃならないことを感じている。
 
 
 
 
 
 
「どうするー?もう、連れてくー?」
 
「うん…。やっぱり、ここ病院やし連れてって。」
 
と、ふとみると、シン、下を向いて、口をへの字に曲げて、泣きそうになっている。
 
ガマンしている…。
 
「 さあ行こうかー。しんちゃん、くつはいて。」
 
と、えみちゃんが抱っこしようとすると、
 
「 ママーして、ママーして!」
と堰をきったように、泣く…。
 
うわーっとこらえきれずに泣く…。
 
わたしも泣く…。
 
辛い別れ。
 
ほんとにほんとに。
 
「 じゃあ、ママと、お手手つなーいで、いっしょにエレベーター乗ろっかあ」
 
といったら、泣き止んで、3人で下まで降りる。
 
えみちゃん、車取りにいき、しんちゃんとわたしはしゃがんで待つ。
 
色々としゃべりながら…。
 
車が来て、荷物を運んで…。
 
わかっていても、やっぱりママと別れるのが嫌なしんちゃん。
 
前の座席のこども椅子にのせようとして、泣き叫ぶ…。
 
ごめんね、しんちゃん…。
 
「 ママー、ママー!」
 
と顔をくしゃくしゃにして、窓にはりついてる小さな手ー。
 
わたしも辛い…。
 
ほんとうに、わあーっと泣き叫びたかったー。
 
ごめんね、しんちゃん、ごめんね…。
 

この日のこと、動画のように憶えています。

忙しい中、姉にきてもらい、連れてってもらうの、申し訳なく思いました。
しかも、悪者みたいになって…。

シンは、もっとママといたかった…。
 
姉が「どうするー?もう、連れてくー?」と言った時。
 
シンは、ウ〜ーーーと声を押し殺して泣き出した。
 
ボソボソ姉とふたりで話す大人の会話を、耳ダンボにして聞いていたのでした。
 
ビクビクしながら。
 
こんな小さい子でも、大人の会話、わかってる。

でも、かわいそうだな。

感受性は大人と同じ。

でも、自分ではなにもできない。
言われるままにしか、できない。

2歳だから無力。

ホントは、あなたの手となり、足となり一緒に過ごしたいよ。
あなたの好きなことを、一緒に共有して、笑っていたいよ。
 
「ママ」という職業についてから思ったこと。

こんなにひとりの人間に思われていて。

だれよりも、「ママ」の一番のファンでいてくれる。
 
「ママ」が世界のすべてのように、思ってくれる。

無条件で。
 
尊いです。
ホントありがたいです。

ワタシも、そんなアイツと一緒にすごすのが、なにより幸せで、かけがえのない時間です。
 
でも、その分、とっーても辛いです。

離れるのが。
 
身をさかれるような、辛さでした。
 
 
「146 児童相談所で七夕まつりしたんだね」
来週金曜日、更新予定です。
 
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